夜明けの星を待ってる

始発電車まばらな幸せ:マイブームはキュウレン・あんスタ

幸福な職場(関係ない)

幸福な職場の幕が上がる。

チケットは持っているが。取った時から不安であった。

「これ、仕事に死ぬほど行きたくない人間が見て、あまりの就労へのピュアな気持ちに死にたくなったりしないの?」

という、一点においてである。

仕事、しんどい。

自慢ではないが、恐らく向いていない。

働く肉体的な疲労もさることながら、心労が凄まじい。

私はぺーぺーだ。出来ることより出来ないことの方が大きく、たとえ出来たとしても不完全で「出来ない」のと同じ結果になることも多い。

褒められることもない。なぜなら出来ることが当たり前の最低ラインのことしか出来ないからだ。

捌ける量も少ない。私が無能だからなのか、私がまだ若手だからなのかがわからない。

それをチクチクと言われる。頑張っているはずである。だが頑張っているように見えないのであれば頑張っていないのと同じである。

頭の隅で大学生の私が「ワークライフバランス」だの「やりがいの搾取」だのと囁いている。

友人には「心が病む前に見切りをつけないと次がない」と言われた。

「じゃあ私は病んでいるのだろうか」が問題であるとして、病んでいる基準は何になるのだろう。

食事の量? 全然食べている。食べないと保たない。

体調をよく崩す? 熱が出るまで休めないのに、わからない。でもよく貧血で倒れるようになった。食べてるのに貧血で倒れる。矛盾である。だが太った。一人暮らしから実家に戻る過程を経て8キロくらい太った。ものすごく緩かった服が少し緩いくらいになった。まだギリギリ痩せている。

わからないことが多すぎて、「(実年齢) 会社 しんどい」で検索したら、出るわ出るわ、会社辞めたい同年代の相談。

読む気などすっかり無くした。自分の悩みが自分だけでないことがこんなに辛いとは思わなかった。

前にさえりさんの書いた記事で同じようなことを読んだ。なぜブクマしてなかったんだと本気で悔やんだ。

結局この年頃の人間が、この年頃の女が考えることなんて同じなのだと思った。

特別なことなんて何にも無かったんだと思った。自分でスポンサーまで見つけてエベレストを踏破した女子大生の話をテレビで見て、あまりの劣等感に録画したイケメンを見て心を落ち着かせた。「落ち着きなさい。あんたがわずかばかり働いて得た対価のうち何割かは彼らに流れて彼らが生活していくためのお金になっているのよ」といった具合にである。

その話を指導員にして笑われた。泣きそうになったが泣かなかった。今もそこそこ泣きそうである。

大学時代、先輩が仕事を辞めて海外で暮らして、戻ってきてまた就職するみたいな予定だと聞いた。

「すげえな」と思った。概ねその感想に変わりはない。私には国外まで行く勇気が無いだけ。似たようなことは考えている。突然『K』の世界観に日本が飲まれないかな、とか。

そんなわけで、「仕事をすること」に意味を見いだし、そして素敵な出会いがそれを彩って行くのであろう今回の舞台に、すでに劣等感が半端でないばかりか勝手に苛まれている。もう半券見るのですらしんどい。Twitterを開けば男水の宣伝かのように幸福な職場が流れていく。

推しはグアムにいるというのに無情にも月日は流れていく。私は会社のいつものフロアにいる。このまま「あの頃は私も若かったよ(笑)」と焼酎片手に語るようになるのか、それとも社会不適合者になるのか、戦々恐々としているが、会社のPCで『暁の独眼竜』の動画を見て一時停止を繰り返している。今のところただの屑である。

そしてまた一人、チャーチから人が去る。

本当に去るのかどうかはわからない。去るにしても去り方って物があるだろう。

なんなんだ、メサイアは失われて初めてメサイアとなるとでもいうのか。

彼も仕事が嫌だったのだろうか、と考えてしまう。私と同じように? まあそう、私と同じようにだ。

舞台の上が、彼にとって幸福でなかったらとても辛い。

でも思う。

仕事が嫌だったのではなくて、今まで仕事をしてきて、人気がついて実力がついて、そうして初めてやっと自分の意見が言えたのなら、良いかなと思わないでもない。

実力の伴わない発言は軽い。私の悩みが軽いように。

別に引退というわけではない。また出てくれることもあるのかもしれない。

卒業だ。チャーチには卒業というシステムがある。それが正規のシステムだ。お願いだから卒業して欲しい。もちろん、二人で。

間宮のような扱いも勘弁だ。

一周忌も終えて時代は加々美だと言うのに、未だその事実を全く受け入れていない。

失うだけの白崎がまた、失うのだけは耐えられない。

彼の夢を応援とか、そういうところまで行けない。

彼自身のことを考えるより、まず白崎のことを考えてしんどくなっている。自分で書いておきながら、「失うだけの白崎」という文言がトドメをさしている。なんて幸福でない職業についているんだ彼は。彼が何をしたと言うのだ。

二月、チャーチで、もう悠里がいない世界だったら恐ろしい。