夜明けの星を待ってる

始発電車まばらな幸せ:マイブームはキュウレン・あんスタ

求めた21グラムの向こう側へ一緒に行こう

ともかくとして、必要なのは、何においてもまず、アニメスタジオだ。この場合、本当にそう。

 
プロジェクト開始からウン年が経ち、うら若き新入社員だった私は、会社の根元にクレーターを深く穿ちながら会社が真っ二つに折れることを毎日願う不届きな若手となった。
毎朝ミンティアとビッグのCMを見ているせいで、ミンティアとビッグを見ると会社に行かなければならないと思う体になった。ミンティアとビッグのCMの代わりに「次世代ヒト行動特性記述ワーキンググループ」の犯行声明が流れないだろうかと考えるけれど、今のところ一度もそんな犯行声明など流れたことはない。
 
ノイタミナ信者、ひいては槙島信者たる歴々の友人たちが次々と挫折していく中、淡々と電気羊の夢を見ていた私は、今回の映画化プロジェクトが発表になってから3冊読んだ新規だ。以後非常にはまったところを見ると、小島監督ミームが小さな頃から身近にあった私にとって、とても馴染み深いものだったのだろうと思う。愛国者達よ、サニーと呼んでくれ。サニーやオルガのように壮絶であったことは一度もないが。
 
虐殺器官』が、やっと公開する。
たった一つの冴えたやり方を暗中模索していた作品が、やっとだ。
私のザンジバーランドたる一人暮らしの部屋の中で、クラヴィスから中村悠一氏の声がすると言い出し、しばらくして正解だと判明した時のテンションは忘れられない。思考は言葉に先行し、とりあえず言い表せない嬉しさから小躍りした。
ジョン・ポールは櫻井孝宏氏以外ありえないだろと思っていたらやっぱりそうだった。もうここに関してはみんな思っていたと思う。槙島聖護の話した文法を思い出すしきっと忘れられない。独特の文法があるのだというのだから、虐殺には。『PSYCHO-PASS』を観ているとウェーバーフーコーなどを引用するところに非常にテンションが上がる。新編集版で露骨に「Project Itoh」をアフィってくるチェ・グソンがとても好きなので見てみて欲しい。ヘルメット事件のちょっと前あたり。
 
この日をどれだけ心待ちにしていたか。きっと多くの人がそうだ。『屍者の帝国』を観に行った際のやたらと沢山いた若い女子たちのようなファンも多いだろう。声で釣られた少女らは、あの迸る血液にどう対処するのだろう。まあどうせみんな厨二拗らせた†堕天の乙女†なわけだから、包帯ぐるぐるに巻いて血をにじませた気怠げなアシメの青年を創作し陰鬱な雰囲気を醸し出す世界を通ってきてるのだろう。私の時代はそれが真っ黒の背景のホームページだった。今はpixivで「鬱くしい」とかそんなタグを狙う感じだろうか。そんなのほとんどフライデーなんじゃない? 一緒にしたくないけど。
そして今回はR-15だから、あの時私の座席の前で興奮気味にワトソンとフライデーについて語っていた子のうち何人かわからないけれど、見れない子もいそうだ。大人になったら見てみてくれ。絶対に。
 
心が特権的に自由でない以上、しょうがないのだがやはり若手俳優をキャスティングしがちだ。私の脳内で。持病かよ。
舞台化は難しいだろうとは思う。SFの舞台化は結構しんどいはずだ。
というわけで、朗読劇なんてどうだろう。紙の本を読みなよ、電子書籍は味気ない。
『ハーモニー』に関しては女子なのだが、あえての男子でやるところになんだか演劇的価値が生まれてくれるんじゃない? と言いながら普通に男性をキャスティングしたりして一通り遊んだ。演劇のことなんて何も知らないのに価値とか言い出してごめんね、ミァハ。
例えば、トァンなんて池田氏ぴったりだと思う。じゃあミァハは勝吾氏なんじゃない?
推しにはジョン・ポールを、松田(凌)氏にはワトソンくんを……。
好きな本というのは、とかくそういう目で見始めるととても楽しい。絶対にやることはないのにやる気がしてくるからエアキャスティングは止められないのだ。
 
そう、それで、何においてもまず、アニメスタジオが必要だった。
mangroveが倒産するなんて想像できただろうか。本当によく座礁しかけた企画を公開まで漕ぎ着けたものだと思う。このままなかったことにされるかと思った。いろいろあったけれど、デリバリーピザのある日常はやっぱり不変だったから、まあ映画の一本二本公開されなくても、私の生活は変わらなかったんだろうけども。
それが冗談じゃないと頑張った人がいたのだ。
しかと、見届けたいと思う。
 
 
いろいろ有名な言葉や作品名を混ぜながら書こうとしたら過去最高に読みづらくなった。つまり「とても楽しみにしています。グロいかもしれないけどいつかみんな見てね」という意味である。
 
 
あと全然関係ないんだけれど、「白崎護が一人で挑む卒業ミッション」ってなに?
本当に無理。お願い、やめて。一人で行かせたりしないで。