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『舞台 銀河鉄道999 GALAXY OPERA』感想

入野自由さんご出演の『銀河鉄道999』ちゃんと観てきたので感想を記録する。

 

・「原作者」の物語

みゆくんが「大山トチロー」というキャラクターに留まってないことにびっくりした。

前半、「松本零士」その人の辿ってきた物語をみゆくんが演じていて「えー! マジか!」と純粋に驚いた。前半ラストで迷う鉄郎に、まさかの原作者が一肌脱ぐのがちょっと面白かったが、「大山トチロー」という役が主人公である鉄郎を導き目標になる性質上、原作者が介入するにはもってこいだったのかなと思う。

ストーリーの展開的に「原作者」が必要だったのかとかそういうことは置いておいて、みゆくんという役者が明らかに特別である「原作者」を任されているということに感動した。

結局のところ、主役でないだけでこの物語の主人公だった。なぜなら原作・松本零士その人だから。変わらぬ永遠を求める鉄郎と、刹那こそ永遠の輝きと考えるトチローは、反発することなくトチローに引きずられる形で重なり合うわけで、それは松本零士の思う「生」というものへの答えに鉄郎が近づくというごくごく当たり前の物語的展開によるものなんだなと思った。

 

入野自由さんの歌がめちゃくちゃに上手くて涙出た

入野自由さんの歌がめちゃくちゃに上手くて涙出た。なんども言ってすまねえ、入野自由さんの歌がめちゃくちゃに上手くて涙出た

鉄郎とトチローのデュオなんかまったくもって負けてないし、なんならワンフレーズだけ歌ってたところも最高だったし、もっとソロくれ! もっとソロくれ!!

ていうかこの「歌上手いですね」というゴミカス今更感想に重ねてゴミカスの感想を述べると、めちゃくちゃに芝居上手くない? 夢を追うために上京して、期待に胸を膨らませる姿も、焦燥感に追われる姿も最高だった。

何より幕が開けて最初にみゆくんの声がした時、本当に息を飲んだ。幕が上がって最初に聴いた声が一番聴きたかった声なのは感動する。

中川さんとのデュエットの時、みゆくんは殺陣をするんだけれど、それが日本刀で「コレ見るために今日来たようなもんだな」と思った。納刀で拍手したくなった。

正直私がこうやってみゆくんのことしか観てないも同然の周囲では、宝塚のお姉様方が贔屓をめちゃくちゃに褒めていて、「どんなオタクも推しを前にしたら視野が狭いな」と思った。

 

・高橋里央くんを探す時間

登場人物が一堂に会する時間がほぼない。しかも、旅をするために一惑星一話完結という感じで進むが故に、みゆくんもそめさまも出番まで全然出てこない。

そういう時は、里央くんを見ていた。

 

機械伯爵(からのストーリー全般)

出番少なくね? マジ? そめさまのオタク怒っていいと思うけど、とりあえず顔がちゃんと出てて良かった。

機械化されてもはや人間でないが故に生気が薄く、それでいて悩みや葛藤を理解しやすい形で提示する人間らしいキャラクターなんだなと思った。

この舞台は「40周年記念」であり、銀河鉄道999に原作者がジョインしてくるという、なんというか「記念」感の強い作品である。だからファンは楽しめるだろうと思うし、前提が分かっている人、語られないものについて知識のある人は楽しいのかなと思う。何にも知らない、世代でもない、予習もしなかった人は、残された謎とかを気にしなければいい。皆さま歌がめっちゃ上手い、歌が上手いことは正義だと思う。歌が上手いけどその歌がなんかクセになるとかそういうのもないのと、演出がなんというか、伝統的な感じだったなと思う。

一個思ったのは、普段観る若手俳優舞台は、みんな動けて、素早くて、殺陣し慣れてるんだなってことだ。

別に、この作品はそこを見せ場としては考えてないから良いのかもしれないけれどもね。

 

とまあそんな感じで、半額出すからみゆくんのところだけ抜粋した円盤作って欲しい。

 

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