サニーサイドアップフォーチュン

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『あんステ〜Night of Blossoming Stars〜』感想

マーベラスの舞台本当に久しぶりなんじゃなの。

そして気づいたんだけど私アルスラーン戦記の感想書いてないんじゃないの……!? ごめんなさいアルスラーン戦記とても面白かったです……!!

初めてあんステの感想書きます。

 

相変わらずなにと戦ってるんだ

自分自身と……かな……。

ステというかストーリーの感想になってしまうが、相変わらずとても子どもたちの青春どころではないが、そういう深み(ヤバみ)のある話が好きなんだよオタクは。

今回夏目が二つ叶えようとすることで一つを潰しかけるというのが鍵になっていて、それが一幕と二幕の区切りとして扱われるの粋だなと思った。「そういう事故」があって、それから冷戦であるという時間の流れを感じられる。夏目が使う言葉がただの高校生じゃあ扱いきれないだろう表現で、だからこそ彼が五奇人に選出されたりしたんだろうとは思うけど、あんスタの世界観が遺憾なく発揮されてるなと思った。

ドリフェスなどの勝敗の付け方がよくわかってなかったが、日プくんを経た私はわかる。なんとなくわかるぞ……!!

 

「出逢って、好きになったから、Switchになった」

私は最近はもう「アイドルという概念」に対して愛情を抱いている節があるので、この宙の台詞に号泣した。ここだけ急に泣いてしまって自分でも驚くくらいだった。

 

小澤さん演じるスバルと木津さん演じる夏目が友達であるということ

ヤイサが過ぎる。ヤイサが過ぎるよ……!!

私まだ薄ミュLive2の時ってブログやってなかったのだろうか。思い出すZepp diversity TOKYOの冷房の目の前で極寒だったあの時を。

小澤さんは結局、黎明録と奇譚しか出ていないのだけど、私にとっては小澤さんが平助だった時代からの薄ミュだったから、キャス変はそれなりに驚いて、そして変更後の実物見たら可愛くて笑っちゃったのを思い出す。懐かしい。

なので、その2人が友人であることとか、その2人が肩を並べて歌ってるところとか、最後の曲*1の「星たちが」の歌詞を顔を見合わせてユニゾンするところとか、背中合わせで歌うところ*2とか、感慨深いものがあった。

 

ヤイサが過ぎる……!!

 

いつも通りの「あんステ

上演中披露される曲が増えてきて、ジャニーズの舞台みたいになってきたなと思った。まあもう随分それも観ていないのだけど。

相変わらず暗転が長くて、日替わりが多くて大変そうだなとか思った。暗転が長いな、というのはダメ出し*3です。

JoKから思ってはいたけど、今回いないメンバー、五奇人とか生徒会とかfineとか、そういうキャラクターが絡む思惑っていうのを抽象化させてた印象は受けた。もちろんストーリーそのものが「いつか回収されるべき伏線」としてかなり抽象度が高いのは、私も一介のあんスタユーザーだった時代があるのでわかっているけど、それをそのステだけ観た人にも分かりやすいように説明することはやっぱないんだなと思う。ゲームそのまま、というのを大事にしてる印象。その分、何も知らない人に対して懇切丁寧に説明*4することはないんだろうな。

そして今いるメンバーの関係性で一幕の「スバルたちがどうありたいか」から二幕の「夏目がどうありたいか」に星というキーワードで繋げていくのはとてもドラマチックだった。金星杯とプレアデスって別のイベントだったと思うんだけど、そうだよね。私は金星杯のストーリーは読んだことあったが、プレアデスは知らなかったので、公演期間終わったら友人に解説してもらう。

 

細かい動きが沢山あるSwitch

割とアイドルダンスとして腕とステップでパフォーマンスして来たこれまで*5とはちょっと違う気がした。

なので振りが2.5次元なのに早いな、とか、随分とステップの間隔刻むなという印象を受ける。夏目定点してる時間が長すぎて自信があんまりないが、きっと2人も踊れる人なのかな。なんていうか、私は木津さんが好きで、好きなので観にきたし、評判が良いことが嬉しい。実際、お芝居もとても良かったし、ガチで踊ってる感じが最高だった。

「Switch」という歌詞のところでバックにデカデカとグループ名出るところエモかった。私が見てない二作の間に何があったのかわからないが、マッピングのクオリティなどが向上していたと思う。

つむぎ役の方は初舞台ということだったけど、声の使い方が上手だと思う。「声帯が石川界人」と表現している人も多かったが、私はつむぎの声をやってる石川さんの声をあまり知らないので、単純に滑舌や発声の仕方について上手いなと思った。今後に期待ですね。宙役の方も愛らしさを全面に出せる、可愛らしい人でとても良かったと思う。Switchはみなセリフが聞き取りやすかった。2次元的で、独特な表現の多いキャラクターだったと思うけど、丁寧でとても良かったと思う。

しかしSwitch、なんか業が深そうだぞ。

これはストーリーの話なのでステの感想なのかは甚だ疑問だが、ともかく夏目とつむぎの因縁がなんか色々ありそう。どう考えても夏目がつむぎに対して大きい感情(親愛や憎悪)を抱いていて、どうやらそれが親愛の方に傾いてるって事とか、でもそれをつむぎが受け入れるにあたって庇護や償いの皮被って本心を隠しているのか、ただただ鈍いのかがわからないとか。なんだか業が深そうだ。

ピアスの型お揃いってことは絶対重いってことだよ。

 

トリスタはチームとして出来上がっている感じがする

日替わりもだし、普通の掛け合いの中のテンポもだ。間合いがわかってる感じがある。

単純に、ストーリーとして金星杯などという希望が生まれたその日に、夢ノ咲の動乱*6の時代が幕を上げるというドラマチックさが「あんスタだ〜」と思った。

今回のNBSでの経験──誰かに助けてもらったから誰かを助けるとか、グループの絆とか──も踏まえて、SS*7への想いを新たにするのも綺麗に纏まってて良かったんじゃないかな。

 

ラビッツどんどん赤子になってる気がする

一年生の時のトリスタや夏目がラビッツ的可愛さかと言ったらそうでもないので、ラビッツがどんどんそういう可愛さに特化して行ってる気がする。

そういう可愛らしさを表現しなくちゃいけないのが2.5の大変なところだよねと毎度思う。実際可愛いからすごいよな。

MoM観てないがヴァルキリー衣装のなずなは感慨深い。どうしても見るたびにゾクゾクした。

 

そんなわけで久々のあんステ楽しかったです。見てる間は色々思ったと思うが書いているうちに楽しい記憶しか思い出せなくなっている。

まとめると、

こんな感じ。

*1:シンシャイではない

*2:これはシンシャイ

*3:衣装替えなども沢山あって大変なのはわかってるから許そう。滑舌も頑張ってください。

*4:とは言うものの、されないことについて興味抱いてイベント復刻させて読んでもらえれば、新規ユーザー獲得に繋がるしな。説明すること全てが重要というわけではない。だが、それが新規の観客に対して誠実なのかというのは……。

*5:と言っても1年以上ぶりのあんステなのでその間は知らない。

*6:学園もので使うセリフですか。

*7:なんか二次元アイドルコンテンツってこういう大会あるよね。