14話まではオーズと並行してたんだけれども、ごっちゃになって来そうだったのでエグゼイドを中心に見た結果の印象の話をメモしたい。
ビルドについて書いた事ないのに書くんかいという感じだが、ビルドは冷静に見れないのでゴミみたいな語彙になってしまい読めたものではない。そのうちちゃんと書く。
エグゼイドに関する知識は平成ジェネレーションズFINALとそれに付随する形で読んだえむせんせーとパラドのwikiくらいです。
・登場人物について
・永夢先生
患者さんのために頑張るお医者様。えむせんせーの行動の動機は「患者さんの笑顔を取り戻すため」というもっともヒーローらしいもののよう。ついつい一番応援しちゃう。ドジっ子気質なところも応援しちゃう。
平ジェネF見た感じだと、一年のライダー生活を経てもうすっかり大人になってたけれど、最初から見ると意外とブレてる。成長しきったえむせんせーしか知らなかったので新鮮な気持ち。
ゲーム病の恐怖を乗り越えて変身した時、意外とあっさりと変身するものだからびっくりしたが、あくまでえむせんせーはお医者さんであり、己の事情は患者さんの容態には関係なく、つまりはひいろせんせーの「オペを優先する」スタイルに似ているのだなと思う。それが一人の先輩お医者様であるひいろせんせーの影響なのかもしれない。
・飛彩先生
身近な人のために頑張るお医者様。ひいろせんせーは「大事な人のため」に頑張るタイプのツンデレという印象。えんせんせーのことが小姫さんのような「大切」であるかどうかはさておき、身近であることには違いないわけで、えむせんせーがゲーム病だと知った時も「M」の人格になった時も割と真面目に心配していたところに「これはこの二人の関係が重くなるのではないか?」という感想を持った。(実際には重くならなかった)
この人の言う「患者に深入りするな」は「患者に深入りして身近な人を増やすな」と自分に言い聞かせてるんだなと思う。
彼はそうしなければ何よりもオペを優先することは出来なくなるのだろうし、その考え方も根っこは「患者を治す」であるから、方法は違えど目指す場所は同じえむせんせーと一緒に働けるんだなと思う。
・大我先生
孤高のお医者様。たいがせんせーは「命をかけて戦うのは自分一人で充分」なタイプのツンギレ。五年前のゼロデイのことはまだよく知らないが、実は一番この人が己というものを軽んじて、自ら進んで犠牲になってるんだなと思う。
闇医者になったからと言ってお医者様としての信念は失っていないところが魅力的なんだろうな。ニコちゃんの診察もするし、えむせんせーのことも心配(?)してくれるし、本当は誰よりも医者(=ヒーロー)に対して想いが強いんだろうなと思う。命を救うっていうこと、そしてそれがどんな孤独な事かを知っているが故にあの態度なのだろうが、完全にその態度で損するタイプだよね。
早くたいがせんせーの救いたい命と、たいがせんせーの命が同じ重さだって誰か教えてあげて。
・貴利矢先生
クリスマスの事件のことは知ってたけど、実際目の当たりにするとびっくりする。でも映画観てるから復活するの知ってるよ、早く戻ってきて。
きりやせんせーは「バグスターウイルスを根絶させたい」人なんだってことはわかるけど、あまりにも早い退場だったので印象を語るのが非常に難しい。
煙に巻く事で自分の話す言葉の重みを減らしたいのかなとか思う。それでいて、ひいろせんせーより後に出てきたにも関わらず、えむせんせーを(ノせるためとはいえ)相棒と呼んだり、騙されたという事も受け入れてしまうえむせんせーと共闘したり、誰よりも信頼を欲してるんだなとも思う。「責任を負いたくはないけれど信じては欲しいという人」っていうイメージ。信頼を欲する彼のその不安定さが、彼の魅力だなと思う。
・ポッピーピポパポ
かわいい。
・パラド
えむせんせーのこと好きすぎてかわいい。
・ストーリーについて
・関係性について
みんなそれぞれ育って生きて来た過去があって、そのなかには普通に家庭や恋人や同僚や友人がいて、そして社会人として働いているからか、「誰かに依存する」というのが非常に少ないと思う。それは失われたものを悔やむ事ではなくて、「誰かのために」という自分の存在理由を外部に求めるあり方のことを言いたいわけだけれど、そういうのがとても少ない。(そもそも、医者なんだから患者のために頑張ってんだろと思わないでもないが、私が言いたいのはそういう事ではなくてシンメやメサイアと表現されるただ一人の相手のことである)
そういう唯一無二の関係性によるエモみは、エグゼイドではパラドに集約されている気がする。たぶんこれからライダー四人が唯一無二のチームになったり、ポッピーやニコちゃんがライダーの支えになったりするのだろうけれど、ライダーの四人のなかで明確なシンメは現れて来ないのだろうなと思っている。作中でもあったように「大事なのはチーム医療」であれば、シンメ(あるいはメサイア)はチームの輪を乱す。だって片割れのために命を張るわけだから、それに引きずられる他のメンバーはたまったものではない。
であるから、えむせんせーから生まれたパラド(映画観たので知っている)だけが、えむせんせーのためだけに行動出来て、唯一無二の関係のもたらすエモみを一手に引き受けてんのかなと思う。
ただひいろせんせーの重さは期待大。
・展開について
確かに聞いてた通り、本当に無駄のない、破綻のないストーリーで面白い。
みんなちゃんと手順を踏んで大人になったせいか、行動する理由も決断も自分の中にちゃんとある。序盤(まだ21話だけど)あまりにもみんな仲悪くて今後どうなるんだよと思ったが、それはそれぞれが自分の考えを譲らない強さがあるからなんだなと思う。
エグゼイドは「チーム医療」だから、主人公はえむせんせーだけども「チームメンバー」としてのそれぞれに順番に見せ場が用意されていて、「チーム」の物語なんだなと感じてる。
シンメ厨としては、見てるとシンメが欲しくなって来てしまって血眼で探してしまうので、パラドの加入を心待ちにしている。