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『TRUMP』配役の話(虚妄バージョン)

舞台『TRUMP』とは

吸血種と人間種の混血〈ダンピール〉の少年ソフィは、養護院からクランと呼ばれる施設へと入所した。 そこは繭期――人間種でいうところの思春期を迎えた吸血種の少年たちが集う学園。 周囲の吸血種から冷ややかな目で迎えられる中、ソフィはある一人の少年と運命的な出会いを果たす。

TRUMP - 末満健一 / はまぐり | ヤングエース

(コミカライズ版『TRUMP』あらすじより)

というわけで、僕の好きなグループである「THE BOYZ」のメンバーで『TRUMP』が上演される場合の(僕の中で)考えられるキャスティングを述べる。全部が虚妄であることをご了承いただいた上で閲覧ください。虚妄じゃないパターンの配役エントリが存在するのかはさておき。

なお、今回勝手にキャスティングを実施した登場人物は下記である。連名になっている箇所があるが、ドボイズは現時点で11人グループのため、人数の関係で一人で担ってもらうしかないなのところです。

ソフィ:主人公。短命なダンピールの少年。

ウル:吸血種の名門デリコ家の次男。ソフィに興味を持つ。

ラファエロ:ウルの厳格な兄。名門デリコの御曹司。

ダリ:デリコ家当主の高位貴族。ウルとラファエロの父。

アンジェリコ:ラファエロをライバル視する吸血種の名門フラ家の御曹司。

ティーチャークラウス:ソフィが入ったクランのティーチャー。おっちょこちょい。

アレン:手が届かないものに憧れるちょっと不思議系の少年。

ピエトロ:アレンに振り回されている同級生。

臥萬里:ソフィたちのクランにやって来た転校生。

ティーチャーグスタフティーチャーミケランジェロ:乱暴者でスパルタなティーチャーグスタフ、優しくて穏やかなティーチャーミケランジェロ。

ジョルジョモロー:アンジェリコに心酔するクランの生徒。

そして僕によるキャスティングは以下です。

キャスティング理由も述べているが、それは多くの舞台のネタバレを含みます。ひとまず上記人物紹介をもとに誰がどの役にキャスティングされてるか知りたいというだけの人は、以下の一覧のみで留めておいてください。

このエントリで『TRUMP』に興味を持つ人がいるとは思えませんが……。

 

 

 

ソフィ→エリック

ソフィは剣の腕が達者なので、思ってるより血の気が多い方がいい。というわけで、野球少年のエリックくんをキャスティング。彼みたいな生命力に溢れた子が、ただ生物学的理由によってのみ「短命」であることに理不尽さを感じてよくないですか? そして結局ソフィは永遠の繭期を生きることになるので、友達の多い彼がそういう孤独の中で生きていくっていうのがとても辛い。

ラファエロに憧れたことやウルを大事に思うことって、色んなKPOP大好きで、毎年ファンに手紙を書いてくれる彼にぴったりでは?

 

ウル→ソヌ

ソフィがエリックくんならウルはソヌくんしかない。

『TRUMP』シリーズは手に入らない存在に恋焦がれて手段を違える物語なので、マンネで同い年のコンビがいるとしたら、そこはもう完全に、唯一無二でありながら関係が崩壊していく配置になると決まっている。エリックくんのことを「愉快な友達」と言っていたのも良くないですか?

あと、グループきってのアニメ好きであるソヌくんが狂っていく芝居見たいから(ノリノリそうだから)

 

ラファエロ→ジュヨン

ウルの兄ならというか、エリックくんが演じるソフィが憧れて、そのソフィを拒否するとしたらジュヨンさんしかいないと思った。弟を守るために真剣で不器用にしか生きれなかったところも似合う。で、ジュヨンさんとソヌくんで全然顔が似てないからぜひデリコになっていただきたい。

彼の愚直で優しいところがラファエロっぽく、また見た目で言えば剣術も強そう。

 

ダリ→ジェイコブ

父ならサンヨンさんとかそういう話ではない。責任と逃避によってなんだかうまいこと息子たちとの関係性を築けなかったダリに長兄ではないと思ったので。というわけでジェイコブさんです。あんなにいつもニコニコしてる彼がダリみたいに子育てにミスるというところが想像つかないので。

『グランギニョル』をが観たいという気持ちがある。彼が“息子”に生きろという愛を与えるところ。

 

アンジェリコ→キュー

ラファエロがジュヨンさんなら、メデンズの片割れはアンジェリコ様に決まっている。アンジェリコ様は一生懸命で、目指すものがあり、その“生まれ”に見合うだけの存在であるが、同時にラファエロという理解者を喪失したとても危ういものでもある。そういう繊細な機微が魅力のキャラクターだと思うので、キューくんの尊い理想によく似合うんじゃないかな。

あと、ウルに固執するアンジェリコ様というのをソヌくんとキューくんで見たいから。

 

ティーチャークラウス→ヒョンジェ

あんなに何もかもを手に入れられそうな絶対的エースなのに、何も手に入れられないクラウスをやるの良くないですか?

クラウスみたいに不安定になるところを人に見せたり、人間に絶望したりはそうそうしなさそうなヒョンジェさんが、諦観に飲まれてちょっと変になってる役をやるところが見たい。

あとヒョンジェさんとニューくんという面白コンビでアレンとクラウスを見たいという欲。

 

アレン→ニュー

花みたいな美しい子が綺麗なものに憧れて、綺麗なままいなくなっていくというのがすごく良いと思ったため。

ニューくんは綺麗で、強くて真っ直ぐなので、ルルミナ(メリーベル)を心から求めて愛して、それに従ってクラウスを拒否して死んでいくアレンをやってほしい。

ヒョンジェさんとニューくんがすれ違うのってなんかちょっと面白いし。

 

ピエトロ→ハンニョン

ハンニョンくんって今は知らないけど昔は性格診断の結果がメンバー内で唯一だったり、同い年のメンバーがいなかったり、多面な感じがする。ピエトロはただアレンに振り回されるわけではなくて、役目があってこそなので、そういう多面な感じが似合いそう。

『SPECTER』をやるとしたら石舟です。そうでしょ?

 

臥萬里→ケビン

ケビンくんはとても愛情深い人なので、“甥”のために命を賭けられる萬里がぴったり。

臥萬里という様々なことを知って隠しながらクランにやって来る存在と、ケビンくんが持ってるなんとなくミステリアスな雰囲気とよく合うと思う。

長い間ずっと、イニシアチブの及ばないところから家族を大切にしてるところが見たい。

 

ティーチャーグスタフ(ティーチャーミケランジェロ)→サンヨン

サンヨンさんが班長で、ヒョンジェさんがしっかり締めて…みたいな雰囲気があるグループだと思うから、ヒョンジェさんが情けない声でクランを走り回ってるとしたらそれを監視するのはサンヨンさんが良いんだよね……。

あと『月の翳り』で繭期に苛まれた話をしてるところが見たい、サンヨンさんで。

 

ジョルジュ/モロー→ヨンフン

ヨンフンくんって比較的「甘えられる存在」というか、愛されポジションというか、そういう人だと思うので、みんなに愛される役をやってほしいと思ったらもうジョルジュとモローでした。

あとすごく穏やかな人だと思うので、そういう人がイニシアチブなのか本当に尊敬していたのか、アンジェリコ様に対しての様々な想いが崩れていくのを見たい。そしてシンプルにキューくんを褒め称えるヨンフンくんが見たい。

 

最後に、吸血鬼のコンセプトが公式から出た時のMVでもどうぞ。

以上。