夜明けの星を待ってる

舞台、日韓アイドル、映画、仮面ライダー、ドラマ

映画『TENET』

解説したりする事はできないが、さておき出てきた用語はそのまま気にせず使っている。

『TENET』

まずストーリー的な問題(逆行という仕組み)、主人公と相棒であるニールの関係性において面白かった。出てくる登場人物は非常に“わかりやすく”設定されていると感じでいて、つまりこれは多分そういうステレオタイプだと思うが、それはそれとしてすごく集中して観ることができたし面白かったのだ。

インセプション』より集中して見れたなと思うが、それはアルゴリズムにまつわる戦いのみ描いてたからかな。主人公の過去編と言った映像が全くないなく、主人公が全くもって無個性であるからこそそういう風に集中出来る。

以上2点に関しては絶対指摘する人いるだろうなと思いつつ、私はそういう潜入系のゲームをやっている時の感覚に近くて楽しかった。

で、主人公とニールだけど、ブロマンス的な関係って言ってる人が多く、その中で「ビルド」という感想を抱いている人がいる。私は強火のビルドファンなのでいつかこの映画は見なくてはならないと思っていた。

そんな健気な私と同様に、「ビルドばりに執着するのか…」と思って見始める人いるだろうから先に言っておくけどそんなでもない。そんなにブロマンスが見たいなら仮面ライダーでもメサイアでも観たら良いと思うくらいには合理的な友情だと思う。

ただ、ニールがそれだけのものを賭けて主人公がこれから自分と出会うであろう未来=主人公の未来を守る戦いに出たのだ、ということは『仮面ライダービルド』に近しいものを感じる。赤と青だし。一方でビルドは並行世界を扱い時間は戻ることなく、『テネット』は一般線の時間の流れの中で逆行したり順行したりそれぞれが時間に手を加えている。とんでも物理学という点で近く感じるかもしれないが、これはおそらく大きな違いなんじゃないだろうかと思う。

そういう意味で言えば、視聴後の感覚としては私は『メサイア トワイライト 黄昏の荒野』に近いものを感じる。スタルスク12という場所での決戦や、黄昏に生きるという符号、象徴的な二人、核の脅威、片一方の生死が世界的な意味を持つこと、友情、それを受けての長い旅への出奔など……。理論的なところは全然関係ないとも言えるが。

というわけでもう優勝はニールですね、ニール。観客はみんなニールのこと考えちゃうでしょ。

もちろん映像も素晴らしく、飛行機やら車やら盛大に壊れていくところは気持ち良くすらある。

個人的には音が好きだ。気持ち悪さというか、緊張感を煽る音楽が良い。