夜明けの星を待ってる

私のMBTIはINFP-Tです/感想ブログ

感想『ロスト・シンボル』『インフェルノ』『アサシンクリード』『アンチャーテッド』

ロスト・シンボル

U-NEXT独占配信のラングドンシリーズのドラマなので観た。原作は読んでいない。

「シンボル」とタイトルにつくくらいなのでずっと象徴とそれにまつわる暗号の話をしていて、ラングドン教授がとても宗教象徴学者っぽく見える。ただし、ミッキーマウス起用の難易度ゆえか、トレードマークの時計はしていない。

映画であれば端折ることになってしまうシーンも、ドラマの長尺であれば映像化することができるのでスピード感に欠け結果的に緊張感も維持できていないと感じるのだけど、謎解きもたっぷりあることに繋がっているとは思うので、それは良いことだと思う。そんなことよりキャラクター造形が微妙だった。

ソロモン家という家族の話なので家族の構成員については仕方ない部分もあるとは思うのだけど、全員が情に流され判断を行なっている。特にキャサリンは終始合理的でなく、主張する意見の内容もかなりころころ変える。ソロモン家全体としてとても応援しづらいキャラクターたちだと思う。

一方でアルフォンソは非常に優しく、職務と自らの傷に対して実直であり、ただ巻き込まれただけの警官でありながら最後まで重要な働きをし続ける。本当に幸せになって欲しい。CIAの捜査官であるサトウも、かつての責任のために体を張り続ける良いキャラクターだと感じた。「イノウエ・サトウ」という名前のおかしさは誰か調べて指摘してあげたらどうなのとは思うけど……。これまでのラングドンシリーズと違って、チーム戦であることが強調されていたのが特色なのかな。

映画のシリーズのなかで、このドラマの位置付けがよく分からず、ところによっては前日譚としているようなのだけど非常に無理がある。全く別の、刀剣乱舞でいうストレートプレイとミュージカルくらいの展開にしておいたら良いのにと思った。

結構楽しんだのでちゃんと次のシリーズに繋げて欲しいのに打ち切りらしい。どうしてよ。

 

インフェルノ

こちらは原作をずいぶん前に読み終えていて、また他二作は観ていたのだけど、なぜかこれだけ抜けていた。

基本的には要所を押さえることがとても上手いシリーズだが、インフェルノは終わり方とシエナの扱い、エリザベスの扱いに大きな変更があり、それに伴って色々な要素が変更になったり宙ぶらりんになったりしている。なので個人的にはシリーズ作品の中では一番微妙な出来だなと思っている。

また象徴や宗教に基づく謎解きも、古い組織に基づくわけではないのでやや薄味だが、相変わらず素晴らしいロケーションや「人混み」を意識したガチャガチャした絵面などはとても良いと感じた。

そして、いまこの疫病流行下で観ると終わり方の変更はなんだか安心するものもあり、悪くないなと思う。原作の気持ち悪い終わり方も良いが、希望が見える方が「映画」という媒体の終わり方として相応しいのかもしれない。

 

アサシンクリード

評価があまり良くないのでどうなのかと思っていたが、ちゃんと面白かった。

アクションが格好いいのはもちろん、話としても面白かったと思う。カラムが自由のために過去生を売るつもりでいたのに、全てのアサシンたちの人生によって使命に目覚めるところはちょっと強引だったし、過去生(アギラール)のアクション中に現在(カラム)のアクションが挿入されるのはそんなにしょっちゅうなくても良いと思ったが、それでもアクションを楽しむ映画として一定の面白さはあったと思う。研究所やアサシンたちの生きた時代のビジュアル作りも良かった。

 

アンチャーテッド

とても能天気に楽しい映画である。

始まり方がとてもおバカで、見せ場のアクションの一つから開始になる。

それがこれ

このアクションとんでもないな、と思ってすでにここで笑えてしまうので、この始まり方はとても好き。

遺跡のギミックあり、ピンチあり、とんでもアクションあり、気軽に人が吹っ飛んでいくシーンありととってもゲームの雰囲気を活かした気軽で楽しい映画で、全体として何にも考えず面白く観た。また、ゲームだとしょっちゅう銃撃戦になるが、映画だと高所からぽいぽい人を捨てはすれ、そんなに撃ち殺したりしないので、明確な死体はブラドッグがナイフで殺したモンカーダくらいなものである。なのであんまり血生臭い雰囲気もない。

マーベルを見ない私にとってトム・ホランドはそんなに馴染みのない役者なのだけど、とにかくすごく動くなと思った。ネイトのチャランポランな感じも、今回は特に兄の不在が出立の要因となって弟っぽさが強調されてなんだか可愛く見えてくるので、キャスティングが良かった。ゲームだとネイトはガタイの良い無精髭なので、別に可愛くはない。

そうなるとゲームのサリーもいい加減なおじさんなので、マーク・ウォールバーグのいい加減そうな感じがよくあってたと思う。

一点、「訛りが強く何を言っているのか分からないスコットランド人」という敵がいて、本当に何を言っているのかわからないのだけど、

こういうのってコメディとして使って怒られたりしないのかなと思った。