サニーサイドアップフォーチュン

エンターテイメント感想ブログ

timelesz結成おめでとう

新メンバーオーディションって聞いてどこまでも面白い人たちだなって思った。

そう、みんなが言うように彼らは生え抜きだった。あの人のお気に入りの子どもと、その子らを任せられた孤高のシンメだった。彼らはその歴史に対し極めて丁寧に終止符を打ち、5人であることを、5人のグループであったことを自らの手で永遠にした。あの名前は5人のものに留め、それを好きだった人たちが永遠にそれを好きなままいれるようになった。

「5人である歴史」を丁寧にまとめておいた後は、今度はそれらからの脱却を目指したんだと思う。あの庇護のもとから抜け出すことを示す、生え抜きであることを自ら壊す。あの人が残したものを、ブランド化したものを生え抜きの3人が破壊して、自分たちが目指すグループを自分たちの手で作る。ほんの子どものうちからアイドルという仕事をしてきていろんなストレスやブランド価値や大人の方針に振り回されてきたのに、まだまだアイドルという仕事に嫌気がさしていない、あるいは諦めてないのがすごくかっこいいし、面白い。

生涯の仕事を芸能と定めたかどうかはわからないけど、当面の仕事をアイドルとすることにして、ガンガン次の新しいステージに向けて環境を作り出して行く強さを感じる。色んなこと言われると思うけど自分たちの人生なのだから後悔のないように突き進んで欲しい。やりたいことは全部やって欲しい。頑張って欲しい。どんどん新しい景色を生み出して欲しい。

そしていろいろな果たすべき責任のなかでも、どうか心だけは自由であれ。