サニーサイドアップフォーチュン

物語と歌って踊る人が好き

日記

Dytica」の話を記録する。

てかそもそも「Dytica」ってなによというところであるが、2023年4月に「ANYCOLOR株式会社」が運営するバーチャルライバーグループ「にじさんじ」からデビューした「星導ショウ」「叢雲カゲツ」「小柳ロウ」「伊波ライ」という同期四人組のユニットのことだ。

つまるところ、Vtuberのユニットです。

約2年とちょっと前に私は某Vtuberの配信を見るようになり、結果として「ゲーム配信を見る」という選択肢が生活の中に生まれたのだけど、なんとそのVtuberがママリスに対してしっかりと苦言を呈し界隈に一石を投じて辞めていくという事態が発生し、Twitterでの専用アカウントなし*1・チャット非表示・アーカイブ再生・他ライバーの配信をほぼ見ない私の生活からすっぽりと「Vtuber」という選択肢が消え去ることになった。あと、なんか普通に落ち込んだ。コメントすることもリプライすることもなく、なんならコラボなんて同期コラボしか見ていなかったので落ち込む資格があるのかと言われると返す言葉もない。

が、私の立場がいち視聴者でしかない以上、落ち込む以外には出来ることはない。

そもそも2年前の方も、今見ているのも、日常的にVtuberを嗜んでいる友人がおすすめしてくれた。両者とも私が「私が好きそうな声質をおすすめしてくれ」と頼んだからである。

人間の話し声が欲しいけど画面を凝視していたくない*2とか、無機質なものだけでいいとか、開示されている情報以上に個人に詳しくなり得ないという点でVtuberは最適である。私には狂ったように好きグルのコンテンツを見まくってる時期と、もえあずのご飯を見ている時期があるが、そこに再び「話し声」という需要が参加してきたと言える。

この2年の間ほんとに全くゲーム配信を見ていないわけではなくて、ほんのちょっとにじさんじのライバーは見てみたり、芸能人の配信は見ていたけども、だからと言って配信の日程を心に留めておくとかなんかそういうことは全くしていなかった。落ち込んでたし。「話し声」として最適な存在が、私の生活の中に存在していなかったなとは思っている。

友人が勧めてくれたのが前述「Dytica」のメンバー「星導ショウ」である。

Dytica」は1ヶ月先にデビューした4人組「Oriens」と、ENからデビューした3人組「Krisis」と世界観を同じくし、同一世界観東側担当の「Oriens」と西側担当の「Dytica」の合計8人をまとめると「MECHATU-A」というコラボ名になるらしい。この世界観というのが「ヒーロー」をテーマにしていて、勧めてくれた友人にしてみれば、毎年仮面ライダーを観ている私向きであるという人選でもあるとのこと。なんかそういうところを汲んでくれる友人可愛いなと思ってる。

星導は「鑑定士」という職業があったり「記憶喪失」だったりするのだが、私がこういったVtuberっぽいところをあんまり真面目に考えておらず、そもそも新規リスナーなので特にお伝えできることは何もないです。

でも声の感じが本当好きだし、単発ホラゲとかやってくれるのもホラー好きとしては嬉しい。

全然見始めたばっかり*3なのでブログに記録するのは気が早くないかというところではある。声質も好きだし、やってるゲームの内容も興味あるものだし、配信もストレスなくて見やすいので、出来れば長くお世話になりたいなと感じているよという記録と思ってください。それにたまにはこういう話もいいかなと思って……。

こういうことを書くと不快になる人もいるのかもしれないので慎重に言葉を選びたいのだけど、画面の向こうにいるのは個人である一方、守るべきフィルターを通して出力されるゆえに距離がちょうど良いというか、Vtuberである以上ライバーとしての「役」から逸脱することが出来ず、こちらもそのフィルターを通してでしかライバーを認識ができないという隔たりに安心感を覚えている。人間として認識するための視覚情報と背景がないので、詳しくなりようがなく理解した気分になりにくいというか……。最初から基本的な情報が欠落している以上、親近感の定義を満たすことがなく常に完全な他者であり続ける存在というか……。

あまりうまい説明が思いつかなかったので、もし興味湧いてきてVtuberとか見てみるか〜となった読者の人がいたら、ぜひ感想を聞かせてください。

*1:Vtuber繋がりの友人ゼロということ。

*2:好きなグループのコンテンツだと、画面を見ずに音だけ聴くというのは逆に難しい。顔が見たいし、字幕も必要。

*3:なんとまだ10日くらい。