夜明けの星を待ってる

今ハチャメチャに仮面ライダービルドにハマっている

メサイア月詠乃刻感想

言っておきますが、めちゃくちゃに気持ち悪い感想?妄想?です。なぜなら白崎が卒業した今、万夜様(と小太郎)を推しているからです。(ここは観た後に書いています)

 

〜これまでのメサイアと私〜

メサイアだ。

いやーメサイア来たよ。来れて良かったよ。ショーマストゴーオン、13ヶ月目のユートピア目指して。

白崎が卒業してしまったいま、悠久のDVDを観ていて、私はいつきのこと好きだったんだなぁと思った。間宮がいなくなって、いつきが来て、いつきが間宮のあとをなぞって。それで、いつきのことが私は好きだった。

なので、卒業したはずのいつきがまたいるのもなんか、嬉しいなと思ってる。「その男の名は…加々美いつき」だけで興奮してiPhoneを投げそうになった。

このツイート、正直ちょっと泣いた。少ない言葉が、サクラのいつきらしく思えてしまって。

万夜様と柚木が、小暮と雛森が、早々に己の過去と向き合うことになるらしい本作。あの強烈とも言える暁を、美しい悠久を見た4人ならきっと良い救世主たる関係を演じ切ってくれるのではないかと思っている。欠けることなく。

そう、欠けたることなく。

つくよみというそれが、黄泉の坂を駆け上がって、黄泉を見たその眼球から生まれたのなら。坂の下を二度と見ないような生き方をしてくれたら良いと思う。夜を照らす月の如し、だ。

アスファルトに立つ僕と月の間には何もないって知った

『ナイトフィッシングイズグッド』サカナクション

ここまでは観る前に書いた前置き。というわけで、以下は見てきた後に書いた感想である。例のごとく、ネタバレに関してはモリモリして行くスタイルである。

 

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無題

まあなにが言いたいかっていうと、あったらあったで大変だが、無ければ無いで非常に不便なツイッターアカウントを取得するだけして放置していた。

それをちゃんと動かすことにした。

私は考え込むことが多すぎる性質なので、まあなんていうか、あった方が良いということなんだと思う。

なんでわざわざそんなことのためにブログ更新したのかの話になると、深夜テンションだからというほかない。

江戸時代生活

ぼっち、最高に楽しかったこと

・朝、小鳥のさえずりと共に起き、めちゃイケもしくはイッテQを聴きながら眠る

一人暮らしを始めて、とてつもなく健康的な、というか、江戸時代的な生活を送っていた。

というのも、遮光カーテンではなかったし雨戸もなかったため、どうしても夜明けと共に目がさめる。

夜明けと共に目がさめると、もう日が暮れる時点でだいぶ眠い。夕方にはシャワーを浴びて、早めの夕食、そのまま就寝。江戸時代である。

だが午前中のなんもすることのない時間に家事を済ませ、良識ある時間に掃除機をかけ、映画か図書館に出かけて、洋服を冷やかし、夕飯の食材を買って帰る土日の健康的さたるや尋常ではなかった。

だが、あまりにも世間と乖離した生活習慣であったため、致し方なく遮光カーテンを導入することになる。

・ひたすらに同じものを食う

いなり寿司と長ネギが大好物である。気が狂うくらい一人で食べた。いなり寿司は土日の昼食の定番であったし、長ネギなんて焼いただけのものにマヨネーズや醤油をつけてつまみのようにして食べたり、尋常じゃない量のネギを入れたうどんを作ったりしていた。

実家でこれをやっていたら気でも違ったかと思われかねない。

・変な時間の映画が観れる

そこそこ近所に映画館があったので、公開初日朝一で映画や、レイトショーなども楽勝であった。変な時間から身支度をしていても、誰も起こさないというのは気楽である。

・子供向け番組を堂々と観れる

誰も何も言ってこないからな!!

・ずっと同じDVDを再生してられる

誰も何も言ってこないからな!!

 

ぼっち、果てし無く辛かったこと

・孤独

一人暮らし初日号泣した。3日もすれば慣れるが、初日の夜の心細さたるや尋常ではない。

・コンビニ飯

これから一人暮らしを始める人はコンビニではなく、スーパーの惣菜にした方が良い。

コンビニのご飯は驚くことに、孤独を深める効果がある。(気がしている)私は最終的に、「不味くても手料理は食えるな」と思って自炊を始めた。

・隣の住人の客がなんか間違えてウチに来る

最初の時、隣の部屋は来客が多かった。なんでそんなに覚えられないのかわからないが、ものすごくウチのチャイムを鳴らす。

私の来客の少なさも相まって、イラつくからやめてくれと当時強く思った。

・「今日の自炊驚くほど美味いわ」「今日よく片付けたぞ」と思っても特に誰も何も言ってくれない

著しくモチベーションが下がる。別に実家にいたからと言って褒められる年齢でないことは確かなのだが、誰かに何かを伝えることができ、共有できるという状況は偉大だと、自分で作った食事を目の前にして幾度となく思った。

・酒量が増える

酒飲みながらブラウザゲームやアプリゲームに勤しむ。

 

こんな感じだろうか。正直な話、炊事洗濯掃除は慣れる。心配すべきは孤独に耐えられるのかっていうことと、一人になって羽目を外しすぎないかということだと私は思う。あと壁の厚さ。隣人はみんなうるさいと思って部屋を選ぼう。

私は孤独を紛らわせるために江戸時代みたいな生活習慣で空いてる時間をオタク活動にあて、結果こんな仕上がりである。

 

もちろんだが、治安は良いに越したことない

どうしてもあんみつが食べたい

この記事を読んでからもうみはしのあんみつのことしか考えられない体になった。

食べに行こう。

 

奇しくも、出かける予定があったためそこにぶつけることにする。

その目的地はこちら。

ただ悲しいお知らせがあって、

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人気アプリゲーム「戦刻ナイトブラッド」とナンジャタウンのコラボイベント「戦刻ナイトブラッド 於 ナンジャタウン」開催中! | 最新ニュース | ナンジャタウン

あらま…よし…こ氏が声を当てている景勝のグッズ、在庫終わってるの多すぎ。舞台入るのも大変なら声の出ないグッズ買うのも大変。笑えてくるな。

連れの推しキャラは在庫あるのでそれを回収しにいくってことで行ってきたぞ!!!

 

ちなみに写真はほぼ撮り忘れたので、同時に開催してた弱ペダ(未読かつ未見)から一枚。

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真波。(詳しくないが故の感慨の薄いキャラ名の申告)

ちなみに本当は、戦ブラだとキャラクターとしては秀吉が好き。

 

お目当てのみはしは東武百貨店にある。

これはサンシャインが東口にあることから考えると完全に線路の向こうで、めっちゃ遠い。連れは甘いもの苦手なのについて来てくれた。ありがとう。

 

ご対面!!

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桜あんみつソフトクリームトッピングである。(奥は連れの抹茶アイスオン白玉ぜんざい

行ったのは池袋店(店舗紹介 | みはしの紹介 | あんみつ みはし

美味い!!!!

桜の味のものって、結果桜の塩漬けの味だから、桜の塩漬けが苦手な人はどうしようもないわけだが、これはその「桜の塩漬け感」があまりきつくない。柔らかい香りが鼻に抜け、塩味のおかげか後味がすっきりとしている。このアイス、とっても食べやすいので万人にお勧めできる。このアイスずっと舐めてたい。あんまり甘さが強くないのでなんかずっと舐めていられる気がする。

あんこも思ったほどは甘くない。そんでそのあんこが美味い。豆から出来ていることがわかる味がする。ずっと舐めてたい。ソフトクリームもさっぱりしてる。ずっと舐めてたい。

ずっと舐めてたい!!!!

まあだいたい食べてる時の私の頭の中はこんな感じだった。

ただ、寒の戻りなどと言われている時期に、アイスの上にソフトクリームを乗せたことで非常に寒かった。調子に乗るのは、良くない。

 

次は上野で食べたいなとか、いちごが食べられるうちに行きたいなとか色々思う次第である。

そして戦ブラナンジャは気が向けばまた行くのかもしれないと思いながら、アクリルスタンドを組み立てた。

もう無条件にかわいいから飾っとこ。

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極上文學の感想とも呼べない何か

誰でも一冊は本を書ける、人生という名の本を!

もっと読ませてくれよ、つまんなかったら破り捨てる! 傲慢にっ

    月永レオ 『あんさんぶるスターズ!』より

大元のストーリーは『風の又三郎』にのっとり、具現師の方達はみな子どもとして客席を駆けていた。競争に客を巻き込んだり、ふざけてみたり。「あーー」という発生の練習をして、それでふざけているものだからわからなかったが、始まってみればそれが風の音だった。

 

語るための「私」という役があった春琴抄と似た、「語り師」が物語を読む。『風の又三郎』を軸として、入れ子の物語として『よだかの星』が描かれていた。

一郎や、嘉助や、三郎が、先生がみなに読むように言った「よだかの星」が馴染んでいく三郎と馴染めずに星になったよだかの対比なのかなとか。

人は、異なるものを受け入れることがとても難しい生き物だ。だからこそ、わずかに心が触れたとしても、ちょっとしたことで離れてしまうんだなとか。

 

宮沢賢治という人の持つ物語性が、色濃く反映された作品だったのだろうと思う。極上文學では本それ自体が魂であり人であるから、また逆も然りというか、人もまた物語で魂であると感じるというか。

例えばあの司書(?)さんがあの服から、あの言葉から推察できる「誰」で合っているのかとか。語り師が出会ったあの青年が「嘉助」なのかとか。物語を読んで語っているはずの語り師もまた物語の登場人物でしかないということを表しているように感じる。

 

たとえば、全ての言葉がどこからきたのかは、その人の教養やキャストの話をちゃんと読んでいれば分かることで、平等に与えられた解釈の機会だ。

いくつもの物語を重複したことで、こうやって客に考えさせる余白が増えたのかもしれない。章扉が増えて行くように。

 

如何様にも解釈できるということは、どの解釈でも正解でないということで、それはまた「違うこと」の「さびしさ」であるように感じた。

 

ヒーリングCDみたいな作品で、なんも考えずに見つめてるだけで良いというか、変に気を張る必要もない静かな舞台だった。

朗々と声が合わさって響いて行くのが何かに似ていると思って調べたら、諷経というらしかった。今までの極上文學でそれに似ていると思ったのは初めてだから、宮澤賢治のおかげかなと思う。

 

https://www.instagram.com/p/BgTrbh9AgIu/

#観劇 #極上文學 #風の又三郎 #よだかの星

 

雑誌を整理している

第三次趣味欲しすぎ問題勃発

 

おいおいじゃあ今まで行ってきた舞台や見てきたアニメややってきたゲームはなんだったんだい? という気持ちもなきにしもアラブだが、なんかこう、実りのなさ? 代わり映えのなさ?

時代は移ろうのにやってることの変わらなさ?

つっっっっっっら。何をどうしたらこんな中身スッカスカ人間が出来上がるの? 雨が強い日の京葉線くらい不安あるじゃん。ほぼほぼ遅延確定するやつじゃん。

今更他の趣味なんてどう見つけたらいいのかわからないし、とりあえず断捨離するわってことで、雑誌を整理することにした。

 

 

先行研究 

 

実際に解体

手順1

まずはクリアファイルを選んだ。

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 信頼の無印良品である。

ラベルも作った。いろいろ探したが、見た目の可愛さとサイズ感を満たすものが見つからず、ダイソーで千代紙を買ってきて切った。

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可愛い。

なんとなく発売日で順番にすることにしたので、上の例は2016年のものである。

声優アイドル俳優とジャンル分けするわけでもなく、ただ本棚に入ってる順に機械的に書いたため、柄に規則性はない。

 

手順2

アイロンで糊を溶かし、表紙を綺麗に取る。

対象の雑誌は2015年のもので、もう上の例と齟齬が出ている。

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これがなかなか難しい。長すぎると表紙が溶けるし、短すぎると紙が切れる。

秒数というよりは、手で触った時に「熱いな」と思うくらいで良いような感じがする。「熱っ!!」ってなると表紙が溶けているし、「温かい」ではまだ接着されている。

あと当たり前のことだけど温かいうちは糊が伸びる。糸が舞うので気をつけて。

 

手順3

1ページずつ解体。アイロンで糊が取れてしまっているページはこの時点でポロポロ取れてきたりする。

そうでない場合は糊のキワをカッターで切ると良い感じになる。

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 綴じ糸のあたりというか、キワのあたりを切っていくと、最終的にこんな感じになった。

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段差になってる。

そしてこう。

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糊で接着していて、かつアイロンで溶け切ってない雑誌の本文側が、棒みたいになって完全に分離。 

 

手順4

ファイリングする。

見開きも良い感じ。

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A4サイズの雑誌を、A4のワイドサイズ用のホルダーにファイリングしているため、開けたり閉じたりしてるとまあ多少はズレたりする。

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あらゆるサイズの雑誌を一気に同じファイルで保存したいので、多少は仕方ないと思って妥協。

誰の記事を残し、誰の記事を捨てるかの選択が重要だった。全部残しておくのじゃ別に解体する必要がないので。でも情が湧いて捨てづらいことこの上ない。

 

仕上げ

タイトルをつけようと思うのだが、思いつかずに困っている。ジャンルがぐちゃぐちゃなので、素直に巻数だけ書いておこうかと思う。

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一応無印のホルダーにはこのようなラベルが付いてくる。

千代紙で作っても良いけど「貼る」ということを考えるとこのまま使うのもアリ。

 

メモ

懐かしくてふつうに雑誌読んじゃうからこれなかなか大変です。

あんまり古い雑誌とかはふつうに捨ててたのでたくさん残ってた2015年頃から手をつけたけど、もっと古くから残してる人はもう無理だろうなとは思う。よほどよく切れるカッターか裁断機でもない限り、ファイリング出来るところまで雑誌を解体するのがまあ肩凝り。びっくりするくらい肩凝り。

私がバカなのかこのファイルの上下が判別出来ず、ひっくり返して中身出てくるみたいなことを数度やらかした。上下わかりやすくラベルを作るのが次の目標。

あと捨てれば新しい趣味への意欲湧くかと思ったけど新しい趣味が思いつかないのでそもそも無理でした。

 

今回自分用メモなのでこんな感じ。今まだ2015年から2016年くらいしか片付けてないけどこの調子で頑張ろう。

ありがとうキュウレンジャー

今更すぎてもうどうしようもねえなって感じなのだが、やっとこさ宇宙戦隊キュウレンジャーを最後まで完走した。最後二話、涙無くして観れなかった。というわけで、ここではラスト二話に焦点を絞って「チキュウを救ってくれてありがとう、キュウレンジャー」の気持ちで感想を述べる。ウッ……キュウレンジャー終わらないで……。

 

・何も考えてないようで考えてるラッキー

ラッキーは大抵のことを「よっしゃラッキー!」で片付けてきた。そして大抵のことが彼の運にかかればお茶の子さいさいだった。でも人心ばかりはそうはいかず、彼は今までも多くの人の心を、その「自分の運を信じる」という彼の熱い心から出る言葉で動かしてきた。だから最後も彼は自分の言葉で、判断をそれぞれに委ねる。他のメンバーに最後の戦いを強制したりしないし、ちゃんと考える時間を用意する。そこがラッキーの育ちの良さというか、リーダーらしさだなと思う。

 

・決戦前夜

それぞれの決戦前夜のシーンの良さ、語っておきたい。

まず物語の中で最初にラッキーの言葉によって救われたガルや、反目しあっあハミィが「そんなこと聞くなんて!」と言ってることがいい。リーダーというのはある種の孤独がつきまとうもので、実際前夜のラッキーだって一人でみんなの決断を待ってた。けど「そんなこと聞くなんて!」と怒ってくれる人がいるというのは、ラッキーが一人になることはないと示してくれてることに他ならないと私は思う。

BN団〜〜!!! この二人は最初から最後まで二人の世界だった。もちろん他のメンバーとちゃんと絆はあるけど、それでも最後にずっと一緒だと確かめ合うのは他のメンバー全員とではなく、バランスとナーガお互いなのだ。それはナーガが得た感情の、その「恐怖」のままに遁走しても、バランスが利己主義のために逃げたとしても、それでもお互いのためにお互いがあるという全てを受け入れた依存のもとに成り立つ関係なのだ。二人の関係には名前はないけど、それでもずっと近くで続いて行くのだと無邪気に信じられるのがこの二人の良いところだった。

定期的に交流して欲しさがある。

キュウレンジャーが生んだディズニープリンセスこと、スティンガー。兄を追って始まった孤独な彼の旅路の終わりを前にして、彼を相棒と呼ぶ人と慕う人が彼の近くにいることに泣けた。単純に、もう一人ではないということがどれだけ彼を救うのだろうと思う。

小太郎はこれから大人になる。スティンガーはそれを見つめて過ごし己に兄を、小太郎に己を重ねて行くのだろうと思う。それは兄の想い出を反芻することに他ならず、そうすることでスティンガーは兄をこれ以上失わずに済む。チャンプはその痛みを、アントン博士を失ったチャンプはその痛みを知っているからこそ共有し、寄り添うことができる。孤独を感じた時に歌って誤魔化してきたスティンガーの歌は、チャンプや小太郎と共にメロディーを重ねることで初めて、絆を感じるためのツールになったのだ。

スパーダとラプターは何なの? え、何なの?

割とずっとそういう感じで描かれてた二人だったが、もうバッチリそういうフラグ立ってる感じ。これだけは言える、めっちゃ好き。スパーダは紳士で、フェミニストだ。ラプターはアンドロイドってこと以外は普通の女の子で、もうなんていうか、成就を願わずに居られない。

 

・最終決戦

みんなが次々と倒れて行くさま、あまりに辛い。ズタボロになりながら敵陣に突っ込んで行く。ここでスパーダとラプターがハリウッドさながらの愛の叫びを繰り広げ、私は感動した。いやまあ告ったとかそういうんじゃないんですけど、なんていうの、「私があなたを守る!」「僕だって君を守る!」みたいなそういうやつ……。ラプターって最初守られてばかりで、だからこそ戦う事を夢見てて、スパーダは取り返しのつかないことになるくらいなら夢を諦める方がいいって考えてて、すれ違ったこともあった。けどその二人がお互いのために背を預けて戦うことの尊さ、守る守られるの一方的な関係じゃなく共に並び立つ関係になったということが、素晴らしいと思うんだよね。この二人は、有り体に言えば恋愛感情のことだけど、そういう発展の仕方をこれからするかもしれないと匂わせられているから、そういう感情の複雑な交換は、対等であるからこそできるという事を示してると思う。

今までずっとナーガのことを元気付けてきたバランスは、機械生命であるが故にナーガより先に機能低下するところが悲しい。一年かけてたくさんの感情を得たナーガが、バランスの背中を感じながら「君と出会えてよかった」とポロポロ泣くシーン、大号泣でした。

スティンガーとチャンプと小太郎は、その点戦士らしいなと思った。戦うことそのものに主眼を置いている三人だから、敵の攻撃にも突っ込んで行くのがあまりにもかっこいい。

 

・ひとりひとりがスーパースター、全員揃ってオールスター

ドン・アルマゲの中にプラネジウム*1として吸収されていたショウ司令と、体を乗っ取られていたツルギを含めて、ドン・アルマゲを食い破って外に飛び出してくるみんなを見て、私の中の幼女が「信じてたよ〜〜」と泣いた。

ラッキーは言う、「ひとりひとりがスーパースター、全員揃ってオールスター」だと。

めっちゃくちゃに泣いた。

なんて単純な、なんてシンプルなメッセージだろう。一年かけて、ずっとキュウレンジャーが投げかけたのはこのメッセージだったのだ。

生まれも、育ちも、境遇も何もかも違う12人が、全員それぞれがスーパースターであるとラッキーは言ってくれる。みんな違ってみんな良い。

キュウレンジャーは熱い男の継承の話でもあったなと思う。最初の救世主であるツルギ*2から、ラッキーはリーダーとは何かをたくさん学んだはずだ。けれど、ある種ヒロイックな自己犠牲的発想をしがちなツルギを超えて行けるのが、ラッキーという男だった。ラッキーはなんてったって父であるアスラン王から託されてるからね。愛されている、自分の命が望まれているという感覚を持つラッキーは、自己犠牲を良しとしない。

まあ一歩間違えば自己犠牲になりかねない作戦でドン・アルマゲに挑んでたわけだが、それはキュータマやみんなの力を信じてたからこその判断ということで。勝算は自分を信じるというところにあったわけだ。

 

・VS鬱

ドン・アルマゲの正体が「運のない連中の思い」であることが判明し、ドン・アルマゲの短絡的かつ刹那的思考が生命体的でないが故に生まれたものだなと思って切なくなる。負の感情がドン・アルマゲとして排出され、ドン・アルマゲとして蓄積されてきたわけで、ハナっからキュウレンジャーは実体のない鬱と戦ってたわけだ。

否定的な感情の塊であるドン・アルマゲに、肯定感の塊であるキュウレンジャー、ひいてはラッキーが負けるわけがなく、ドン・アルマゲの中にプラネジウムとして吸い取られた多くの生命がキュウレンジャーへの応援という形で一つになり、強大な鬱を滅する。

ラッキーの運を引き寄せるポジティブさは、自分を信じるという単純なところに端を発している。努力は必ず報われるとか、そういうこと以前に自分を信じて、とずっと伝えていたのだ。ひとりひとりがスーパースター、みんなそれぞれ違うけど、それぞれが自分を信じて、と。その圧倒的肯定感が、全ての負の感情たるドン・アルマゲを打ち破るのだ。

流星に乗って落ちてくるラッキーの一話のリフレインに一年前を思い出し胸を熱くした。

 

・エピローグ

スティンガーが戦い続けるとして選んだ道がリベリオンの司令なの、ほんとあの孤独に戦ってたスティンガーが成長したなという感じ。ショウ司令によって拾われた彼もまた、キュウレンジャーの中の熱い男の、継承の物語の主人公だった。小太郎もまた、その近くで成長して、スティンガーからたくさんのものを継承するんだろうと思う。

スパーダとラプターめっちゃくちゃに可愛くない? なんなんだよモジモジしてんなよ可愛いなあもう。この二人はまたこれから始まる物語があって、それはそれでとっても見たい。あとツルギはほんとカレー好きだね。

一人っきりでじいやの元から飛び出して宇宙を旅してたはずのラッキーが、今度はガルと一緒に宇宙を旅してて、一話とおんなじようにスクーターで落ちてくる。やっと宇宙が平和になったのだ。平和になったからこそ、キュウレンジャーそれぞれの、戦いではない物語が始まる。だからこその一話と同じ落下で、けれど一話と違って12人の仲間なのだろうと思う。

 

中だるんだ時もあった。見ずに溜めまくった時もあった。平たく言って、色々あった。でも、初めてちゃんと見た特撮作品が「宇宙戦隊キュウレンジャー」で本当に良かったと思う。

一年間、本当にありがとう。

お疲れ様でした。

 

LUCKYSTAR

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  • 幡野智宏 (Project.R)
  • サウンドトラック
  • ¥250

 

*1:星に眠るエネルギー

*2:初代宇宙連邦大統領であり、かつてドン・アルマゲを倒した。実際にはドン・アルマゲはクエルボに取り付いていたので生き残っていたのだけど。