夜明けの星を待ってる

始発電車まばらな幸せ:マイブームはキュウレン・アナデン

舞台挨拶に行って来た

生まれて初めて特撮の現場に赴いた話をしたい。

 

生まれて初めての歯痛から数週間、経過も良好なれば舞台に行ったりフォト買ったりしていた結果、Vシネマ宇宙戦隊キュウレンジャー Episode of スティンガー」舞台挨拶付き完成披露上映会に行ったりして来た。

発売自体は10/25のためストーリーのネタバレはなしである。演出とか感じた事はガンガンに書くけど。またこういったジャンルについて言及することが初めてのため、問題があれば教えて欲しいと思う。

 

・内容の話

おっも……!! キュウレンから特撮デビューをした私にはキュウレンのハードさも驚きの事実だったのだが、めっちゃくちゃに重い。会場にいた小さなお友達のみんなは果たしてどうだったのだろう、おいてきぼりじゃなかったろうか。

それくらいハードだったが、先日の本編がメサイアの如しだったわけだか、それよりかはつむ鴨である。救いのなさが時代と故郷を憂う愛国の志士といった趣きを感じる。スティンガーは故郷のために兄を討たねばならず、その運命の過酷さと反して仲間は温かく、相反する二つに挟まれている彼はいかなる時でも最も人間くさく生きているな、と思った。宇宙人だけど。正義とか、世界のためとかいう理由で行動しない彼は、ラッキーと対になるような主人公的な気質の持ち主なわけで、つまり何が言いたいかというと「スティンガーのサイドストーリーって本編と雰囲気変わって絶対に良い感じだよね」ということである。

アクションもとてもかっこよかった。生身でのアクションや、映画であるからよりお金をかけて工夫されてる感じがとてもかっこいい。ワイヤーアクションでクルクルクルっと回転しながらのアクションがあるのだがそれがクセになるかっこよさである。本編でもやってくれ〜〜。

生身のアクションがとても多くて、それがとてもかっこいいが大人向けといった印象を持つ。特撮に明るくないのでなんともなのだが、変身→強化→戦闘という段階を踏む事で、登場人物がどう考えても人間より強そうな怪人と立ち向かう力を得る理由付けとなっていると思っていた。それは子どもたちにとってわかりやすい強さの表現の一つでもあるだろうし、変身によって極力生身感を抑えれば、戦闘の持つ暴力性を抑える事にも繋がるのかもしれないし……という事もあったりするんじゃないかと考えていた。今回は生身でのアクションが多く、それはほとんど喧嘩といって良いものから戦闘まで様々なのだが、あまりにも生々しいと思った。これはアクションというより、殺陣である。差はよくわからないが、もはや殺気立った画面は舞台でよく見るあの殺陣となんら変わらないと思った。

ハードボイルドなストーリー、命のやり取りの殺陣、そしてセクシーなヒロイン。完全に大人が好きなやつである。ちょっと涙ぐんだ。

公式学パロも可愛かった。学ランやブレザーの割り振りがあまりにもわかってるな……という感じである。

 

・周りの環境の話

めっちゃ子どもいる〜〜〜〜可愛い〜〜〜〜!!!

老若男女いる〜〜〜〜不思議〜〜〜〜!!!

 

・キャストの話

かっわ……。

岸くんのインスタライブ見たいがためにインスタを始めたわけだが、その岸くんの生歌をお聞かせいただいた。うま。歌うま。

あとキャスト、かっわ。

 

そんなわけでハードボイルドなスティンガーのスピンオフはなんとイッカクジュウキュータマが付いてくる初回限定版もあります!

 

 キュータマついてこない方。

 

宇宙戦隊キュウレンジャー Episode of スティンガー [Blu-ray]

宇宙戦隊キュウレンジャー Episode of スティンガー [Blu-ray]

 

そして岸くんの野望。

と、詳細のリンク。

 

最後に私のインスタ。

https://www.instagram.com/p/BZMuXVrhS-j/

#宇宙戦隊キュウレンジャー

 

お仕事紹介ブログ

生きてれば色々と面白くないこともあると思う。

今まさに隣に立ってる就活生だか新入社員だかの音漏れが激しすぎて私が最新の流行に疎くなければすぐに曲が特定できるくらいにはうるさいのでまずそれが面白くない。鼓膜大丈夫?

面白くない世の中を生きて行くにあたってはやはり面白いものを自ら発見して行くことしかもう残されたすべはないのだけれど、私たちにとって面白いものというのは舞台に映画にマンガにアニメに小説であると思う。この就活生だか新入社員も爆音で曲聴いて私をイラつかせているがそうでもしなければ面白くない世の中を生きて行くに困るのだろう。うるせー。

そんなわけで、このクソうるさい就活生だか新入社員の鼓膜がイカれることを祈りつつ面白いものを紹介していこうと思う。

でもまあ実際には面白いものなんてこの世界にあふれてる。『メサイア』も面白かったし『モマ』も面白かったように、『製造人間は頭が固い』も面白い。面白いものを紹介することは別に難しくないし、みんなやってる。

なので面白いかどうかはわからないものを交えて紹介して行こうかと思う。むしろ面白いか面白くないかを行ってみなければわからないというギャンブル的な側面を強くしていることが面白さを増幅させるんじゃないかなと思う。

と、ここまで書いて思ったけどそんなのはどんな舞台や映画でも同じなわけで、面白いと感じるのは受け手側の主観なわけだから実際に見るまで判断ができないわけである。

というわけで私が何をしたいのかというと、「面白いかどうかはさておき来年にかけて発表されている入野自由氏の仕事に興味持ってもらいたい」というエントリを書きたい、ということである。

なぜ入野自由なのかというとそれは私が昔から彼のファンだからであり、それ以上でも以下でもない。そしてなぜ今お仕事紹介的なエントリを書くかと言うと、ただでさえ2.5次元な存在であったというのに本格的に2.5次元なことがあまりにも面白かったからである。

 

1.屋根の上のヴァイオリン弾き

入野氏は長女のお相手、仕立て屋のモーテルとして出演する。

【モーテル(仕立屋)】 
入野自由・・・村一番の貧乏仕立屋。純真な心でツァイテルを心底愛しているが、気が弱く、なかなかテヴィエにツァイテルとの仲を言い出せない。

日生劇場 ミュージカル『屋根の上のヴァイオリン弾き』

前回公演は2013年、入野氏はなんと2013年公演にも出演している。当時の役どころはパーチック……次女のお相手である。

歴史ある作品のため、舞台ファンには観たことある人も多いかもしれないが、なんか2.5に落っこちてしまったという人にはなかなか馴染みがないと思う。

さて、どんな話なのかというと、公式サイトには以下のようにある。

結婚に必要なのは「愛」なのか「金」なのか?政治的思想と、理想の家庭は両立するものなのだろうか?宗教の違いを超えて、人は幸せになれるのだろうか?親の信念を子供たちに押し付けることは良いことなのか?など、激変する世界情勢の中、いつの時代でも、どの国でも通じる今日的なテーマを、軽妙なセリフ回しと軽快な音楽、ダンスシーンを交えてお贈りする名作ミュージカル、それが『屋根の上のヴァイオリン弾き』です。

日生劇場 ミュージカル『屋根の上のヴァイオリン弾き』

どうでもいいっちゃどうでもいいのだが、はてなの後ろにスペース入れてくれ。

2013年公演の感想を述べるとするならば、舞台って本来こういうものだよね、である。

いろいろ事件も起きるし歌って踊る見せ場もあるが、例えばそれが死を目前にした役の狂気とかではなく、(役の)実生活に根付いた騒動という感じで、なだらかに盛り上がり、そしてなだらかに馴染んで行く。「語るべきことはまだ山ほどあるさ」「ならば消し去ろう!」のようなドラマチックな言い回しは無いに等しい。ただ、一家に降りかかる出来事はドラマチックだ。

それでも「しきたり〜〜」の歌は観終わった後確実に覚えること間違いなしである。

客層も面白い。ノーマウントとも言える。伝統ある作品を観る長年の舞台ファンであるから、本物の舞台好きというのはこういう人たちのことを言うのだろうと思う。スーツやナイトドレスのような綺麗な格好で、優雅にロビーを歩いているのだ。

公演期間は12月5日から29日。日生劇場で上演される。実はもう一般販売も始まってしまっており、果たして残りがどの程度であるかはちょっとわからないのであるが、大阪、静岡、愛知、福岡、埼玉とあちこち回るため、まあどっかしらで観れることと思う。

 

2.フレンズオブディズニーコンサート

こちらもまた2017年公演に引き続きの出演である。 

ディズニーに縁のある、そして、ディズニーを心から愛する豪華ゲストアーティストたち(フレンズ・オブ・ディズニー)が登場し、ディズニーの数々の名曲を披露します!

公演情報|フレンズ・オブ・ディズニー・コンサート|ディズニー公式 

NHKでも定期的にディズニーの楽曲を歌う番組の放送がある。ディズニー楽曲は知らない人がいないメジャー中のメジャーであるし、アラン・メンケンなんてあまりにもキャッチーな曲を量産しすぎてもはやディズニーファンでなくとも名前を聞いたことがあるレベルである。

本コンサートはそう言ったどメジャーな楽曲から大人の事情を挟みつつ、なんと今年は入野氏に朗読をさせるという神がかった演出もあった。

ただ、一つ、どうしても言いたいのは、オタクにとってあまり楽しめないということだ。

別にファンでもない人の歌を聴く時間や、何故かエクササイズに参加させられる時間、騒ぎ続ける親子、興奮する子ども……何を取ってもオタクが観る環境としてマイナスである。

Friends of Disney Concertは、ディズニーの歌・音楽を、会場にいるみんな “オール・フレンズ・オブ・ディズニー” で一緒に楽しむコンサートです。

公演情報|フレンズ・オブ・ディズニー・コンサート|ディズニー公式

オタク、そもそもお呼びでない説。

ただ、入野ファンとしてディズニーを外せない以上、仕方がないことではある。

入野氏は、長らく『キングダムハーツ』にて主人公の「ソラ」を演じている。かつて14歳の子どもだった彼ももうアラサーであり私もアラサーである。このコンサートも子ども連れの方が楽しいはずだ。子どもがね、いた方がね……。

2018年4月15日(日)東京国際フォーラム・ホールAにて昼夜二回公演が予定されている。

チケットはまだ発売されていないはずなのでチェケラー。

 

3.おそ松さん 第2期

かの大人気作品である。が、私は途中で挫折したため語れることは少ない。

7話ショック(私が言っているだけで世間的にはなんと言うのかはわからないがスタバァ回。六男の扱いが気に食わなくて即切った)以降真面目に見ることもなく、世間で大々的に流行り結果取り残された。

テレ東で10/2 深夜1:35より放送開始である。

 

4.ミュージカル『HEADS UP!』

いろいろあって死にかけたヘッズアップの件であるが、ここでも紹介したいと思う。

なぜならこれだ!!!

ただ有料チャンネルなのでその点はほんとどうしたらいいのかな。

 

5.舞台『銀河鉄道999

2.5? 2.5だよね?

40周年のアニバーサリーを迎える『銀河鉄道999』の舞台化が決定しました。原作・総監修を松本零士先生が務めるほか、メインキャストにはこれまで観たことのない豪華な組み合わせが実現し、今なお多くのファンを魅了する愛と友情と冒険の物語を舞台に表現します。

『銀河鉄道999』舞台化決定! | 銀河鉄道999 40周年記念作品 舞台 銀河鉄道999 GALAXY OPERA

松本零士、本格参戦である。

なぜこの舞台化で私がヒィヒィ言う羽目になったかと言うと、それは以下のツイートに集約される。

染谷俊之入野自由

 なにも、例えば染様にしたって声優(というお仕事をメインとしてこなしていたことのある俳優)との共演が初めてってわけじゃないかもしれないし(調べてない)そもそも声優の仕事もしているし、入野氏だって舞台役者として他のいわゆる若手俳優と共演したことくらいあるはず(調べてない。そして覚えていない)なので騒ぐ必要はないと思う心もあることにはある。

だがそういう難しいことではなくて染谷俊之入野自由と名前が並んでツイートされることに喜びを持っているのだと思う。いつか推しと共演してくれるかもしれない的なね。荒牧氏は2.5の中の2.5だからちょっとまあ、その、なんていうのかな……妄想だけど……。

じゃあどんな役やるのか見てみようか。検索結果の貼り方がわからないのでスクショで失礼。

機械伯爵(演 染谷俊之
趣味の人間狩りで鉄郎親子を襲い、鉄郎の母を射殺した冷酷な機械化人。機械化世界で勢力をもち、宇宙を移動する要塞・時間城に住む。生身の人間からは仇と憎まれる存在。

染様、悪役でした。

 f:id:aoionon:20170912073013j:image

しかも顔でなさそうで大丈夫なのか不安でいっぱいである。

待って、染様のご尊顔を拝したいよ私は。顔出るようにアレンジして欲しい。(図らずも原作厨との対立を煽る構図に)

大山トチロー(演 入野自由
理不尽に人間へ危害を加える機械化人を許せず、機械伯爵を倒す機会を待って惑星ヘビーメルダーのガンフロンティア山麓に住み着いていた。宇宙病に冒され、鉄郎にその意志を託す。

また死ぬ役……!!

f:id:aoionon:20170912073111j:image 

 コメントしづらいビジュアル……!!

ちなみにチケットの発売はまだまだなんのインフォメーションもない。まあ先日発表されたばかりであるから当たり前なんだけれども。

東京公演の公演日程は2018年6月23日(土)〜30日(土)で、劇場は明治座である。北九州、大阪と巡るので、どっかで観れるでしょう。

 

というわけで、ぜひぜひ観ていただけたら嬉しいですというお話だったわけだが締めの言葉が思いつかず困っている。

日記

抜いたぜ。

 

順を追って説明しよう。

 

朝と昼の部ちょうど間で予約してあり、朝胃に詰め込めるだけ詰め込んでから出発。到着し、緊張で無愛想になる私に対し歯医者の先生「無愛想じゃない?」

 

緊張してるんですよ、先生。

 

麻酔を塗られる。この時点で口の中がかなり熱い。じんわり麻痺していくのがわかる。

 問診。アレルギー云々について確認される。つい先日まで抗生剤を飲んでいたため、その旨申告。「ずいぶん強いの飲んでるんだねぇ」とのお言葉を頂戴する。まあもう持病と言っても過言ではないので、仕方がない。

 

一本目の注射。チクリとする。歯茎の内側二箇所、外側一箇所。のように感じた。正直、この辺りで表面的な麻痺に関して結構効いており、確かな感覚とは到底言えない。

また、ずいぶん診察用の椅子が倒されており、自動車免許のために習った気道確保を思い出す角度で口を開けている。鼻の穴も見えていることだろう。

 

約五分の待ち時間。マッサージしろと言われもちもち頬を押す。

 

二本目の注射。触った感覚がある。歯と歯茎のちょうど境目くらい。2回ほど。場所まではもうわからない。処置されるたびにうがいをする。面倒なのでうがい事情までは書かない。

「ちょっと触ってみるけど痛かったらすぐに左腕を上げてね」と言われながら、なんか金属的な音を立てるものと手で歯を突っつく。「痛いとかある?」「無いです(こんなに綺麗に発音できてはいない)」「よし抜こう」

なにか金属の器具が口の中に突っ込まれるが、必死に視線を外している私にはそれが何かを判別することが出来ない。

歯ががっちりホールドされているような感覚。恐らく何かペンチ的なアレで挟まれている。口の端に一瞬冷たいものが当たった。歯科衛生士さんと二人掛かりで口をと顎を押さえられながら、みしみしという音が歯に近い方の耳に聞こえる。先生がしきりに「痛かったら言ってね」「ほら抜けてるよ」「別のこと考えよう、帰ったらどんなテレビ見るとか」と言ってくれる。私はキュウレンジャーのことを考えながら顔をしかめて耐える。

親知らずと言えど元気な歯を抜くので、筋力のない私の首は歯につられて動きそうになるが、先生のびっくりするくらいの握力で顎を固定されているので、この時は顎の方が痛い。歯がずれる感覚がする。歯が移動する、というか、なんか存在感が無くなるのがわかる。体感一瞬、本当に30秒とかからず抜けた。

 

「持って帰る? 歯」

「いらないです(こんなに綺麗に発音できてはいない)」

傷口に抗生剤を放り込まれた後、今まで噛んだことのないどでかいガーゼを口に突っ込まれ、頭を倒したまま10分それを噛み続けた。そしてガーゼを取り替えてから、今度は体を起こして20分。あまりに噛まされているガーゼがデカイため、口の中がガーゼで渋滞し、周りの、例えば頬の肉とかの方が痛い。力がかかるべき歯が無いため、どれくらいの強さでガーゼを噛んだら良いかわからず戸惑う。「強く押さえなければ止血にならない」と先生。麻酔が効いているので、ガーゼを噛んでいる感覚が薄く、不安感がある。

最後にさらにチェックされ、新しいガーゼを噛み帰宅。30分程度したらガーゼを捨てて大人しく寝ようと思いつつ、ご褒美にキュウレンジャーを見る。

今週のキュウレンジャーはとてもメサく、バランスとナーガの幸いを願うばかりだが、今時の子はこのようなハードなものを見ているのかと思うと大層恐ろしい。

 

キュウレンジャーも半分を過ぎた辺りから、「あれ……歯(の跡地)、痛くない……?」と薄々痛いことに気付き始めたので、大人しく寝ることにする。ロキソニンと抗生剤を細々としたわずかな水で飲み、いそいそとベッドに横になる。痛い。最初に痛み始めた時とは違う。なぜなら歯がないから。周りの歯をグイグイ押して痛いわけではない。大穴がズキンズキンと痛む感覚。血の味がする。洗面台に吐き出して映画みたいな気分を味わおうかと思ったが、歯医者を出るときに先生に「無闇に吐き出したりして塞がりかけの傷口のかさぶたまで吐き出さないように」という言葉を思い出して、余計なことするのはやめようと思った。

 

その後、麻酔が切れる前に寝ることに成功し、今起きてレポを書いている。

 

今、とても、痛い。

 

寝ようと思うのだが、とてつもない空腹でそれをためらう自分がいる。すごいお腹減った。

痛いのにごはん食べれるのだろうか。

日記

生まれて初めて歯が痛い。

 

「?」という顔をした人もいることだと思う。だが今一度言うが、生まれて初めて、歯が痛い。

これまでの人生で虫歯になったのは一回、それも乳歯でそのあとさっさと抜けた。以後、歯茎の血流の不安はあれども、虫歯とは無縁の日々を過ごしてきた。実に、十年以上。

このまま逃げ切れるーー。私はその自信にあふれていた。このまま逃げ切り、85まで自分の歯で煎餅を食ってやると。

 

ある時、異様に歯茎が腫れていると思った。だがそう思うだけで、劇場と弊社は交互に私を追い立て、気づけばひと月……もしかしたらもっと、経っていたのかもしれないが、とにかく幾日か過ぎていた。

 

あんまりに痛むので、「痛え、痛え」と家族にちょろりと口の中を確認してもらった。ありがとう家族。家族と言えど口の中など確認したくはなかろうに。

 

「親知らず生えてるよ」

 

まごうことなき、絶望であった。前回の歯科検診ではなんともなかったはずだ。

 

親知らずを抜くのは、人生の一大イベントである。親知らずに良い話を聞いたことなど一度もない。まずは聞き込み調査だと話を聞いた。以下はその記録である。

「でっかいペンチみたいなので抜く」「抜けない時はハンマーで砕く」「麻酔の注射がそもそも痛い」「麻酔されてるからうがいも満足にできない」「麻酔切れたら地獄」「すげえ腫れる」……

生まれて初めての歯痛に震える女に、伝えたいことはそれだけなのかお前らこのやろう。

 

あぁ、私の親知らずよ。とんでもない生え方をしているらしい私の親知らずよ。頼むからスムーズに抜けてくれ。頼むからハンマーで砕くようなことになってくれるな。というかなんで生えてきたんだ。最後まで歯茎に埋まっていればこんなことにはならなかったしお前も85まで煎餅を食べれたというのに。

 

こうなったら親知らず抜歯レポしてやろう。そうでもしなければ発狂しそうだ。気を確かに持ち、抜歯に臨むしかない。目を瞑れば煌々と光る診察台のライトが見える。絶対に先生から鼻の穴が見えている。鼻の穴だぞ。人様に鼻の穴見せてんだぞ。どんなストレスだ。

 

だいたい本当に歯が痛いのかわからなくなってきた。

この歳にして初めての歯痛ですでに感覚が狂っている可能性もある。もしかしたら大した痛みでないものを「痛い痛い」と無様に言っている可能性もあるのではないだろうか。

 

いや、やっぱり痛い。

 

そうこう言ってる間にも抜歯の時は刻一刻と迫り、もはや目前にある。

 

親知らずを無事抜歯し、咀嚼に不自由を感じなくなった暁には、フランスパンを食べる。

フランスパンを食べるぞ。

メサイア悠久乃刻感想

昂まったので自分ルールを破って更新する。

 

〜これまでのメサイアと私〜

僕は桜 血染めの花 いつか散るとしても - 夜明けの星を待ってる

今後のメサイアについて適当なことを言うエントリ - 夜明けの星を待ってる

 メサイア極夜の感想の話 - 夜明けの星を待ってる

 

「もう二度と会えない人、もう二度と立ち寄らない場所、もう二度と触れないもの、もう二度と聴けない音楽」彼女は窓の方を眺めて目を細めた。「人生は、常にそんな別れの連続ですね」

女王の百年密室森博嗣

とうとう来たなーと思う。何が? そう、メサイアが。

しかし有賀さん、すごい半ズボンだな。

 

 悠久、という響きが良くない。幸せかもしれないと思ってしまう。ハッピーエンドかも、せめて翡翠のようにと。

 何をもってハッピーとするかは、本当はわからない。同じ板の上にメサイアがいるだけで幸せなのかもしれない。もし引き金が彼の指の震え一つで左右されたとしても。

「最後のシーンで」か。

希望のある最後みたいに思えるね。

 

間宮の話は、出てくるのだろうか。いや、避けて通る事の方が不自然か。

不自然かどうかを度外視して、極夜で間宮を描いたのだし。

暁で間宮の名を出したのだから、その責任は是非に取っていただきたい。

でもさー、グッズがさー。

「有賀×加々美 メモリアルフォトブック」って……。

終演後から、というグッズの多さが、卒業衣装や後輩メサイアくんたちの組み合わせを匂わせられていて動悸がする。

 

暁の、自分の感想を読み返したら、「暁には社会がない」と書いてあった。確かに、社会というものに向けられた悪意がないのが、暁だった。と思うけど私の感想でしかなくこれが一般論かどうか判断はできない。

じゃあ今回はどんな話になるのだろう。

出生が再び有賀を苛み、加々美にはまだ雲井の影が付きまとう。ということで、自己同一性の物語なのだろうか、と考えている。

 

思えば二人は、アイデンティティが初めから薄かった。生まれも育ちも、利用されて来た二人だ。誰のために、何のために、メサイアのためにという理由すら、暁で確固たるものになったのなら尚更だ。

暁を経た今、二人を規定するのはお互いがお互いの名を呼ぶ声なのかもしれない。メサイアと呼ぶ、その行為なのかもしれない。

だとしたらやはり、有賀は間宮とでは自己を規定出来なかったのかもしれない。メサイアと片方が呼べば拒絶する二人では、きっと。

「言葉は、言葉だけなのに、でも、結局、言葉が嬉しいわ」

女王の百年密室森博嗣

 

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煉ステ感想

納谷健くん出てるので行きました。

発表になった時から西田さん向き過ぎていたけれど本当に向いていた。

ザ・西田演出。

 

・バミリの量

最初の暗転で「???」となるくらいバミリの量が多くて、慄いた。あれを覚えて仕事してるのか!!

今回はセットが細々切れるのでさらに多いのかもしれない。

 

・セットと照明と曲

 相変わらずめっちゃセット動く。

照明も相変わらずとても美しい。

そして相変わらず人の死や信念に関わる時に歌詞のある曲が流れてきて否応無しに心が動く。

ソロデビューについては、崎山さんのファンは大変だなと思うに留まるが、アニメ化もされていない原作のために曲を用意し、それを効果的に使うのは単純にすごいなと思った。だって二幕に出て来て二幕で死ぬ荒木村重の死を、あれだけエモく描くのだから。

 

・ストーリー

漫画途中まで読んでたので全く不自由しなかった(不自由したという感想を読んだので)

ちょうど石田村のクライマックスから読んでいないので、「義兄弟の契りを交わそう!」とか感極まって泣きました。あんなに双子は佐吉をおちょくってたのに、信頼とはなんと美しい……。

確実に次回作あると思う。

 

・殺陣

二幕ずっと斬ってる。

無敵超人じゃない鈴木拡樹氏が久しぶりだったので、新鮮な気持ちだった。雑魚相手には負けたりしないものの、八咫烏(強い敵)には苦戦する。その感じが久々である。けど何かこう、佐吉の人間味は薄いのは、煉獄は英雄譚であるからかなと考えていた。最遊記の方が人間味ある。

前島亜美さんがサイコーにカッコ良かった。女性の殺陣はワカハイ界隈で売りにされる「早い」「多い」な殺陣にならないイメージがある。それはもちろん女性という体の作りの問題でもあるし、もしかしたら私が知らないだけでたくさんの理由があるのかもしれない。

だけど彼女の殺陣は華やかさの中に、武士のように見えたりしてなんというか、とてもかっこよかった。

納谷くんの体の軽さが存分に活かされていたので忍サイコーだと思う。素晴らしい回し蹴りが炸裂する。

 

・演者さん

前述の通り、前島亜美さんかサイコーすぎる。阿国がもしかしたら好きなだけかもしれないが非常にかっこよく、そして色っぽく、時に子供のように可愛らしく、そして曇の当主として在り続ける姿のかっこよさたるや。阿国最高!

納谷くんのちょっとサイコパスな演技、ゾクゾクした。本気で思ってるのかわからない賛辞や助言、罵倒まで、年若い少年が狂っている感じ。最高。アニメ化されておらず、ギリギリドラマCDになっているがまあ聴いていないし誰が出てたかも知らないのだが、納谷くんの一波は正解感あってとてもいいと思った。贔屓目かな?

 

殺陣、エモい演出、殺陣、殺陣、エモい演出って感じで進んでいくため、何を観にきたのかぶっちゃけわからなくなるが、初めから分かっていたといえばその通りだし、私は煉獄のストーリーを把握しているので何の問題もなかった。

繰り返すが、何が起きているのかわからないと言う感想を読んで、まあ確かになと思った次第である。

 

ちなみに、なぜかテレビで生放送する。

おヒマがあればどうぞ。

私はそれなりに楽しみました。

https://www.instagram.com/p/BYkkyfChkNZ/

#観劇 #煉獄に笑う #煉ステ 舞台 煉獄に笑う

 

神ステと消しゴム

 

MA JI DE ?

 

あんな失礼なブログ書くんじゃなかったかしら。

 

CBGKシブゲキ!!
最後列でも舞台上の演者の表情が分かり、その息づかいが届く距離。
客席数にして242席、近年の渋谷には無かったサイズの劇場空間です。

行ったことないのだけれど、シアターサンモール294席なので想像がつく。

 

行く気が全くなかった。コンテンツでこうも差をつけられると凹むからだ。そんな私がどうして行くことにしたのかというと、

マジかよ。

 

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