サニーサイドアップフォーチュン

映画、特撮、演劇、ダンスボーカルグループ

2018年総括

このブログを開設して、二年がすぎた。今ちょうど三年目の走りである。

今年は私の中でも、激動と言うには緩やかな変化と、線引きと割り切りの年だった。明け透けな言葉を使えば担降りで、より広義に表現するならDDとなると思う。趣味だけじゃなく、職業上でもそういう変化のあった年だった。

私はかなり精神的に脆いが、体も弱い。それも今になって考えればば正常な反応であって、その私の変化を、私自身が感じ取れたという意味では悪くなかったと思う。

そう、悪くない年だったと、最後くらいは思いたい。

大抵は辛いことばかりが鮮明であるように、思い返せば面白くないことばかりのようだけど、私はやはり今年も元気にブログにてポエ散らかしていたし、ポエ散らかせるだけの色々を見たのだと思う。そもそもポエ散らかしたいが故に始めたのがこのブログだった。

かつて私が今よりずっと若かった時のように、勢いと記憶だけを頼りには出来なくなってきた。感じ取れることの幅も狭まって来たように思う。だけど知識だけが正しいことではないことを知ったし、相互関係によってもたらされるものについてより自明になった。それを成長と捉えられるうちはまだ、そう、私もまだまだなのだということにして、今年のまとめに移ろうと思う。

 

 

観たもの

今年はあまり舞台を観ていない。それは行った2.5次元舞台の少なさもあるし、靱帯再建のこともあるし、私の体調のこともあるし、ビルドのこともある。まあそう言いつつも、そこそこは頑張れたかなとは思う。

思い出深さ

明治座の舞台にせり上がってくる白い三日月

「ぎ、義伝ぶりのやつだ……!!」と思った。なんというか、刀を扱う以上真っ黒よりかは白のほうが鬼気迫るものがあった。

 

・入野さんと中川さんの迫力あるデュエット

aoionon.hatenablog.comめちゃくちゃ歌がうまくて、中川さんに負けないみゆくんの歌の強さに感動した。

 

・写真撮影タイムがあるラブドック舞台挨拶

不思議な時間だった。

 

・ビルド最終回と重なってしまう戦ブラ楽日

戦ブラの記事めちゃくちゃアクセスがあって怖かったので下げた。暗闇の中で縦一列に並ぶ織田軍、景勝の吸血と謎のソロ、謙信様の後ろで踊る兼続、「宴だーー!!」からの急な歌、巨大な敵、結論保留のエンディング──そしてビルド最終回に気を取られて集中できない私。

 

・伸ばした手が届いていた戦兎くんと、「薄っぺらい関係じゃない」龍我

aoionon.hatenablog.com

永遠に語れる。

この最高の相棒たちと共に、2017年の冬を越えて2018年の春を迎え、夏を過ごし中野に辿り着けたことを光栄に思う。

ザルだザルだと言われまくったビルドではあるが、別にそんなことどうでもいいなと思うくらいには、戦兎くんと龍我の唯一無二のベストマッチが素晴らしいし、序盤からフルスロットルで話が進むし、面白い。

出来事と心情と、その心のうちの変化と成長が、とても丁寧に描かれていると私は思っているが、好きすぎるゆえに公平な判断ではない。だが平成二期を見まくって来て思うのは、「結構トップクラスに面白いんじゃない?」ということでしかなく、エモーショナル舞台大好き人間だからそう感じると言われてしまえばそれまでのような気もする。

いずれにせよ、私は今めちゃくちゃ今後の展開に怯えているし、それはつまりこれまでのビルドのことが好きすぎるということになる。

 

 ・まさか行けると思わなかった東京ドーム

aoionon.hatenablog.com

ワールドワイドでした。

同じことの繰り返しになるが、私はアンコールを待つ観客の歌うfor youを忘れないと思う。

mamaで彼が語ったような、解散が訪れなかったことを本当にありがたいことだと思う。たった数ヶ月の差で、されどそれだけの差で、私の友人が彼らを私に見せてくれ、私が彼らを好きになる猶予がそっくりそのまま解散へのカウントダウンにならなかった僥倖に感謝したい。

僥倖とは言うものの、これはなにも幸運などではなくて、彼らが彼らとして生きていくことを決めた悲壮なまでの決意のもとにもたらされたものなのだろうし、私は彼らを取り巻くファンダムの一員とはならないまでも好きでいられたらいいと思う。

私は、顔を真っ赤にして大きな声を出して、はにかむように笑うあなたが好きだよ。

 

ライダーマラソン

平成二期、今年中に終わらなかった。

特撮 カテゴリーの記事一覧 - サニーサイドアップフォーチュン

思えば、昨年今年の目標と言っていたTTFCも電子書籍も。結局タブレットを買わないままに果たしてしまった。なくて出来るのに、買う理由を失ってしまった。私の欲しい気持ちとはなんだったのか。

来年こそは二期を完走したいと思う。

思うのは、私はつくづく特撮女子にはなれないということだ。私はあくまで若手イケメン俳優おたくの女であり、若手イケメン俳優のお芝居が見たいが故に特撮に(この場合、仮面ライダーに)手を出している。もちろん、ストーリーがどれも面白いのは確かであるし、好きな作品のためにグッズを買ったりおもちゃを買ったりBlu-rayを買ったり、コンテンツのファンとしての側面も大いにある。

実際特撮女子の定義を知らないというか、考えたことが無いので感覚的なものでしかないのが、私をそのように表現することはとても無理があるように思える。

けれど誰かを推すことをやめた今、俳優のおたくと名乗ってよいものかもわからず、おたくとしてのカテゴライズの壁と自己同一性の喪失に苦しんでいる。

 

「生き物としてのカテゴライズの壁」


岡崎体育 『感情のピクセル』Music Video

 

買ってよかったもの

一年間、Vixenの双眼鏡と共にあった。とても便利だった。

あと可愛いリュックを買った。特撮の現場がどうというわけではないが、屋外待機だったり出入りを繰り返したりしてるとどうしても動きやすさや、洗濯したみが重なり、非常に重宝した。

 

まとめ

と、いう感じで今年も終わっていく。来年の目標は特に思いつかないが、とりあえずは平成二期を完走したい。

いつのまにかなんのおたくなのかわからなくなったが、私はコンテンツを愛しこれからも生きていこう。

来年もどうぞよろしくお願いします。