哭悲/The Sadness
血がすごいとかエログロみたいな評価基準ではすごいと思うけど話が全然ないから好きじゃなかった。ホラーやパニックはホラーやパニックになってるところを見るものなのではあるものの、無さすぎるので気持ちが乗らない。主人公カップルの愛は良かった。ひたすら痛そうではあるが、痛そうだからなんだと言うのだという気持ちになり、グロいから面白いかと言われるとそういう評価軸が自分の中にないため別にそんなに面白いとは思わなかった。
ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー
可愛い映画だと思う。ゲームそのままというような映像で、任天堂にまったく触れてこなかった自分も楽しめた。
ピーチ姫が統治者として、また攫われるキャラクターとして自由を奪われてなお立ち上がるスタンスなのがかっこよく、自我が存在していて良かったと思う。それもなんというか、ポリティカルコレクトネスの観点からそうしたというよりも、弱き生き物たちによって庇護された過去とそれらの生き物よりも強く育ったという自負から来ている行動なのが描かれていて、ピーチ姫から仁義を感じて良かった。
マリオとルイージの関係やマリオと父の関係がそれほど苛烈ではないにしろ拗れているところなどは結構現実に則した展開だと思う。淡々と横スクロールでこなしていくマリオではなく、自我のあるキャラクターとして描かれていたと感じた。
ルイージの自我がもっとあれば良いのにねと思ったが、そのシーンが増えすぎると湿っぽいかとは思う。
黒い家
キモすぎる。幽霊が怖いのは大丈夫なのだけど、人がキモいのはめちゃくちゃ怖いというかキモい。途中から薄目で見ていた。
演者、撮り方、演出ぜんぶがとにかくキモい。助けてくださいもう、具合悪くなりそうです。あれだけ大人数を殺した相手になんで最後主人公は勝てたんですかね。
こういう映画が苦手だと知れた良い機会だったと思うことにします。
『新世界より』の事とか思い出して乗り切った。