サニーサイドアップフォーチュン

物語と歌って踊る人が好き

『仮面ライダー鎧武』完走

9月から10月の半ばにかけて息も絶え絶え*1だったからか、マラソンのペースが驚くくらい遅くなり、落ち込み過ぎてもうやめてやろうかと思った。マラソンを。

そんななか、また強行スケジュールで鎧武を完走したので感想をまとめる。ノッて来てからが破茶滅茶に面白く、うっかり数日観続けてしまった。

なんとこれで “『平成ジェネレーションズFINAL』を全力で楽しむために出演レジェンドを学ぶ ” *2という当初の目標を達成したことになる。よくやった私。所要期間は4ヶ月だった。

 

  • 登場人物
    • 紘汰さんと舞
    • 戒斗と耀子
    • 光実と貴虎
    • 鳳蓮さんと城之内(と初瀬)
  • ストーリー
    • 創世の神話
    • 大人になるということ
    • さいごに

 

*1:ビルドが終わったため。

*2:完走したけどドライブは未出演である。

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『仮面ライダービルド』ファイナルステージの感想

トークショーのレポはありません

 

さる2018年10月13日、14日。中野サンプラザにて仮面ライダービルド ファイナルステージ&キャストトークショーが開催された。

ファイナルステージ(つまるところ、ヒーローショー)の脚本はシリーズ一貫して脚本を書いておられた武藤将吾さん。

演出は毛利亘宏さんが担当しておられた。

キャストトークショーは毎回話す内容も違うし、全てを書き残すことは不可能だと思う。なので今回は全く触れず、正統なるビルドの物語としてのファイナルステージについて述べようと思う。

 

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『仮面ライダーゴースト』完走

平成二期ライダーマラソンもここまでくると感慨深いものがある。

完走記念に今回もまた感想を残しておく。

先に言っておくと、私は結構好きだった。私は、初めの99日が終わってからが好きかな。

 

  • 登場人物
    • タケル殿
    • マコト兄ちゃん
    • アラン様
  • ストーリー
    • 評判とそれについての雑感
    • SF
    • 最後に
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ありがとう『仮面ライダービルド』

すべては、こうだ。

仮面ライダービルド」を心から愛し、心から楽しかったと思っている私が書く、感想よりも一つ前の、思い出話にしか過ぎないエントリである。

『劇場版 仮面ライダービルド Be The One』の感想など - 夜明けの星を待ってる

 

というわけで、今回もまた全くもって読みづらい思い出話となる予定だ。すべては私の主観であり、すべては私の執着によるものである。

 

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『仮面ライダーフォーゼ』完走

なかなかのスピードを維持して頑張ってると思う。

前回はドライブを完走し、「平成ジェネレーションズFINALに登場するレジェンド達を学習する」という目的から逸脱したが、今回は当初の目的に沿う形で作品を選んだ。ちなみに、ゴーストも何故か並行して見始めているので、この後はゴーストに注力することになる。

今回もまとめという形で感想を残しておこう。

 

  • キャラクター
  • ストーリー
    • 「明るさ」と「学校」
    • 全体として
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舞台『戦刻ナイトブラッド』感想

なんだこれは、クセになる。

 

私が舞台『戦刻ナイトブラッド』を見た感想がそれだ。なんだこれは、クセになるぞ……!!

ということで、その後感想を調べた結果、多くの人がクセになっていたのを確認し安心した。とにかくわけがわからない舞台だ。わけがわからなさすぎてお得意の深読みも出来ない。というか、する余地がない。そういう舞台だ。

 

あと、一応各項に出来るだけ景勝*1について述べている。

 

 

内容

ストーリーはなんていうか、ほぼ何もない。

例えるなら、「ノーマルルートの無い乙女ゲーム原作のアニメをダイジェストにして劇場で流している」になるのだが、それは例えでもなんでもなくこの舞台の真理だ。オトメイトから発売された数多の乙女ゲームを数倍に希釈し、それをアプリとしてリリースしたこの舞台の原作『戦刻ナイトブラッド』を、あますことなく表現しているとしか言いようがない。私がサービス終了を心から恐れて課金していたあの『戦刻ナイトブラッド』がここにある。*2そう思った。

 

景勝の不意の吸血

意味不明過ぎて最初覚醒したことにもやや気付けてなかったのだが、その後本人の口から語られる吸血エピソードが「何言ってんだこいつ」という次元でやっぱり意味不明だったのだが、ここまで来る間にもうわけわかんないことが重なり過ぎて、景勝の説明を聞きながら「あ、そうだったんだあ」と思う自分がいた。

 

演出

オープニング、フラッシュで挿入される名前とキャッチコピーが深夜アニメ感を強くし、時折挿入される「数日後」「翌朝」といった時間経過を示す文言がクソアニメ感を強くしている。

私が義務感に駆られて観ていたアニメ『戦刻ナイトブラッド』がここにある。*3そう思った。

そして、各軍が不穏な気配を漂わせながら登場し、ヒロイン・結月の前で繰り広げるハートフルエピソード、何故か彼女を連れて出陣し次の軍が不穏な登場──鮮やかとしか言いようのない移動、何か感想を覚える暇もないこのスピード感。流石としか言いようがないこの「戦ブラ感」にもはや興奮すら覚えた。

あと冒頭、転移前の結月がなんのバッグも持ってなかったので、「彼女はキャッシュレスなんだな」というのがしばらく私の頭の中を占めていた。

 

もう織田軍が暗闇の中で縦一列に並んでるのが見えた時点で私はこの舞台最高だなと思った。あまりにも真剣に歌を歌って踊っているさまが笑えるのだが、その後の上杉謙信の歌には上杉軍の女として聴き惚れてしまった。変幻自在が好き。もはや手持ち無沙汰なのでペンライトを解禁してくれ。

 

景勝、ヒロインの前でソロを披露

めちゃくちゃ面白くて仕方なかったのだが、「あれ? ちょっと見ない間*4に歌ものすごく上手くなってない……?」と思った*5のと、結月の「耳が動いた!」に対しての「触ってみる?」が面白くて最高だった。犬夜叉かよ。

 

ラスボス

エンディングを迎えていない作品の劇場版やアニメにおいて、ラスボスは大概でかくしておけば良い。これは定石である。

でかければ、強い。これは真理である。

そんなわけで、散々あちこちで言われているのだが、でかい厄魔を三つの軍で協力して倒す。

スクリーンに映った厄魔だけでなく、両脇から出てきたでかい手と戦ってるのも最高だし、スクリーンに向かって刀を振り回してるのも最高である。ディズニーランドのショーのように、あの刀に乗っかった夢見るオタクのパワーが厄魔を切り裂いている。

 

総括

2.5次元が濃縮還元された舞台だ。

とかくみんなよく動き、殺陣もあってなぜか歌もあってダンスもあって、ハートフルエピソードあり、ギャグあり、叫んで笑って、スピードを落とすことなく終わっていく。

わけがわからないのでこれは見てもらうしかなく、わけのわからなさを共有したいために自分ルール*6を無視して更新する。

 

https://www.instagram.com/p/BmrWSSgBwnU/

#観劇 #戦刻ナイトブラッド #銀河劇場 もはや名作舞台

 

 

*1:周囲には「あれ? もう降りたんでしょ?」と言われるが、断固として降りてない。

*2:つまらなすぎてそうしなければ保たないと思っていた。

*3:アニメ一話で異世界転移した結月が合戦の場で身を隠したのが、森と草原の間にある、明らかに人工物的な低木の垣根だったのを見た時、「このアニメはヤバイぞ」と感じた。

*4:繰り返すが、降りてはいない。

*5:幻想。

*6:東京楽後に更新すること。